http://mainichi.jp/tanokore/cinema/004301.html
反射鏡:映画が裁判官を変えたという仮説=論説委員・伊藤正志
2010年12月 7日痴漢冤罪(えんざい)事件を描き、07年にヒットした周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」は、裁判官や弁護士ら登場人物のリアルさや、法廷の正確な描き方が高く評価された。
朝のラッシュ時に、女子中学生に痴漢と間違えられたフリーターが主人公だ。逮捕後、当番弁護士から示談を勧められるが拒否し、結局起訴される。裁判で冤罪を晴らすため、支援者らの協力で証拠のビデオを作製するなど、涙ぐましい無罪立証の努力を重ねる物語だ。
この映画が、裁判官の冤罪事件に対する意識を変える一因になったとの見方を、裁判官出身の木谷明・法政大法科大学院教授が話していた。先月、東京都内で開かれた講演の場である。
(略)
、最高裁の冤罪事件救済の動きは、平成に入りピタリと止まった。その風向きが昨年以降、変わってきた兆し…強制わいせつ罪に問われた防衛医科大教授がいた。最高裁が実刑判決を破棄して逆転無罪を言い渡したのは昨年4月だ。・・・また今年4月、発生から半世紀近くたつ「名張毒ぶどう酒事件」で・・・大阪で02年に2人を殺害したとして殺人罪などに問われた被告の死刑判決(2審)を・・・木谷氏は「冤罪阻止に向けての必ずしも明確な動きではない」と断りながらも、最高裁の「変化」の要因に足利事件、裁判員裁判、そして「それでもボクはやってない」を挙げたのである。
裁判官、お前らも映画に影響されるって中二っぽいなおい!! ロッキー見て、片手腕立て伏せとかやってんだろ、ああ??
でも、実際の裁判の傾向にまで、本当に映画が影響を実際に与えていたらおそるべし、である。
その映画を作った匠、周防正行はあれ以降はたらかない・・・・。
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