犯罪の重大さや政治的な影響、歴史的スクープへの賞賛・・・などについてはもちろん言うまでもないけど、ほかの視点でひとつだけ。
今回、決め手となったのはスクープした朝日新聞社が「独自の調査」を依頼し、データ改ざんの痕跡を確認できたことだ。
だが・・・将来、さらに技術が進歩に進歩を重ねていくと「最初からそうだったように、完全に痕跡を残さないで書き換える」ような技術も発展しないだろうか?
もちろん痕跡発見の技術も進歩し続けるだろうけど、ある時を境に技術が究極に達し、、完全にメディア記録を変更することができるようになったら・・・と思わないでもない。
実際、警察などはいまだに証拠写真はフィルムカメラで、理由はもちろん「デジタルカメラの映像では裁判で人為的な改変を疑われるから」とのこと。
これは選挙の電子投票も同じ問題がある。
技術は「変わったら確実に痕跡が残る。それを証明できる」といった方向にも進化しないと色々困るのかもしれない。