【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

そのアメリカで「911コーラン焼却集会」が中止へ。これは”米国らしい”か”らしくない”か・・・

http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091001000032.html

コーラン焼却計画を中止 米フロリダ州の牧師表明
 
 【ワシントン共同】米中枢同時テロから9年となる11日にイスラム教の聖典コーランを焼却すると宣言したフロリダ州の教会のテリー・ジョーンズ牧師が9日、焼却計画を中止すると表明した。

 中東を中心に反米感情が高まる中、2006年のイスラム預言者ムハンマドの風刺画に対する世界的な抗議デモの再燃も懸念されていた。

 焼却計画をめぐっては、オバマ大統領やクリントン国務長官アフガニスタン駐留米軍のペトレアス司令官らが米国の評判をおとしめ、アフガンやイラクなどに駐留する米軍部隊を危険にさらすと相次いで非難していた。

 ジョーンズ牧師には多数の脅迫も届いており、連邦捜査局FBI)などが警戒を強めていた。

ひとまず危機は回避された・・・かに見えるが、気になる続報もある
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091000097

ジョーンズ牧師は中止する理由として、ニューヨークの同時テロ現場近くで計画され、賛否が割れているモスク(イスラム礼拝所)の建設場所を移動させることで、イスラム教指導者と合意したと述べた。
 しかし、ニューヨークのイスラム教指導者に近い筋はロイター通信に対し、建設地移動の合意を否定、「ジョーンズ牧師との合意はなく、何の協議もしていない」と語っている。(2010/09/10-07:31)

以前にこのテーマは何度も書いているので「コーラン」「ムハンマド」「風刺画」でこのブログ内を検索してください。たぶん、はてな内では一番この問題を書いているような。

ほんの一例リスト

■「コーランを焼こう」という催しがアメリカで企画。自由とは、寛容とは。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100802#p2
■「9.11コーラン焼却集会」秒読み。ニューズウィークの論評に見る限界
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100909#p5
■「アラブ系が多い街に行って豚肉とワインで宴会しようぜ!」運動が国家権力の弾圧で中止(フランス)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100617#p3
 
■「5月20日、全世界で一斉にムハンマドイスラム教開祖)の絵を描いて表現の自由を訴えよう」というキャンペーンが始まった」(町山智浩
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100512#p6
ムハンマド風刺問題、続き
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100513#p2
■「みんなでムハンマドの絵を描く日」関連
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100514#p3
■確認だが「ムハンマドの姿を描く」のって、はてなダイアリーの情報削除ガイドラインに違反してないよね?よね?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100518#p2
(※2005年、デンマークで「預言者風刺画問題」が発生して以降追い続けているので、まだまだあります)

牧師には脅迫状が100通。

まだ意気ケンコーだったときのボダン司教、いやちがったジョーンズ牧師の言。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000036-san-int

 だが、ジョーンズ氏は国内外からの批判の高まりにも予定を変えるそぶりは見せておらず、逆に「今すべきことは(計画を)あきらめることではなく、(信念とともに)立ち上がることだ」とイベントを強行する構えを崩していない。

 AP通信によると、ジョーンズ氏は死の脅迫を100通以上受けている。

集会に賛同する人はそういないだろうが、”死の脅迫”を受けた時点でジョーンズ氏は「権利を暴力によって奪われようとしている被害者」になる。だからテロはおろかしい…という話も、これまで何べんもしたっけ。

そして、これも何度も言うけど燃やすコーランが、氏が自分で買ったものである限りは(笑)、他者を物理的には傷つけない。暗殺は他人を傷つけるからね。この不対称もあるわけです。


星条旗を燃やす権利がある国」の騒動は、実際にも思想的にまだまだあとを引きそうだ。

【参考】http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20100910/1284076703