http://www.daily.co.jp/sumo/2010/07/17/0003208651.shtml
「記事は信用性欠く」元千代大海は“シロ”
大相撲の賭博問題を調べる日本相撲協会の特別調査委員会は16日、都内で会議を開き、週刊新潮で野球賭博とインターネットカジノに関与したなどとする記事が掲載された佐ノ山親方(34)=元大関千代大海=について、記事の信ぴょう性が低いと判断、佐ノ山親方を処分しない方針を決定した。(略) 佐ノ山親方は、6月26日に特別調査委員会から事情聴取を受け、賭博の関与を否定。記事掲載が判明した13日には電話で約20分、特別調査委の聴取を受けた。聴取を担当した村上泰弁護士は「誠実に協力していただいたし、供述内容については信用出来ると判断しました」と話した・・・
冤罪なのか、調査委の調べが「勧進帳」の富樫のデンなのかはともかく、まぁ適当に済んでよかった。ところで、野球賭博だカジノだという話が、法律上ではなくどう社会的に責任を問われるのか、気になるところでこの方にお出まし願いましょう。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 文庫
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収録の、サイバラ漫画最高傑作とも言われる「脱税できるかな」より(笑)。
タイトルだけで十分で、今更いうのもヤボか(笑)。ちなみに上に載せたコマの2コマ後に、以前「リバタリアニズムのお手本」として紹介した宣言文の絵がある。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090829#p2
■文化人としての西原理恵子と、サイバラ的政治思想について(毎日新聞)
前も書いたけど、西原理恵子の過去の著作をちょいちょいとピックアップすると、社会的にはおこられますわな、というくだりがたくさんタクサンある(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090122#p4)のだけど、それはそれと置いとかれて、ちゃんと毎日新聞をはじめとする「オモテの場」に出られるのは慶賀の至りだ。
それはなぜかと言うと「キャラクターのおかげ」だとしか言いようがないと思うけど、「キャラクターがそうなら許されるのかっ」といわれりゃそりゃまあごにょごにょ。
ただ、日本の社会がそういう絶妙な「あうんの呼吸」でこういう破天荒さを許容しているのはいいことだとは思う。「なら、俺も許容してくれよ!」と某元力士は言いたいだろうけど、それもまたあうんの呼吸でダメ(笑)。
まあ、もっと突き詰めていうと
「相撲協会は公益法人だからより重い責任があるのです」
とか
「カジノや賭け麻雀については、サイバラさんはあくまでギャグの一環として誇張しただけで、実際にはやってないとのことです」
とか、気合を入れればそういう言い逃れはできるかもしれない(笑)。
というかそもそも、これを問題にされて例えば毎日新聞の連載が中止になったら、ここぞとばかりそれをネタにした「連載中止できるかな」を発表するに決まって・・・やばい、それ読みたくなってきた(爆笑)。
J-CASTニュースあたりで、わざわざその辺を蒸し返してくれないかな(笑)。