【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

別冊宝島の「暴露本」編集者Xがついに語る!!一方GK金沢「俺は暴露本は書いてない」←嘘です

kamipro別冊出ました

ヒョードル敗戦を大きく扱う一方、秋山敗戦はちょっと後ろの方に持ってきたりしている。さらにK-1MAXはまったく記事なし(本誌で扱うのかしら??)。

さて、そんな中でちょっと個人的に面白い話を。
わたしが「知りたい、聞きたい、出て来い!!!」と連呼していた人…「別冊宝島」と、プロレスの関連単行本をどんどん出版しているすご腕の謎の男、「編集者X」氏がいよいよインタビューに初登場したのです。

一年にわたる悲願がついに実現

これが個人的に嬉しいのは、宝島社がツボをついた回想録を次々と発表しているのを見て、「どうもこの流れは属人的なものじゃないか?だれか『名物編集者』がいるんじゃないか?」とあやしみ、それに焦点を一年以上前から当ててブログにて書いていたんです。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090818#p2
「プロレス・格闘技本をイマドキ出す出版社には、どう考えてもどえらいマニア・名物編集者が存在しているとしか思えないわけで、こういう人物にいつかは光を当てて、固有名詞をわれわれが見てうなずくぐらいにしたいもんだな。」
「今回の企画をもちかけた宝島のプロレス好き編集者X氏に…」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100506#p2
「「別冊宝島の編集部に、プロレス・格闘技について独自のジャーナリスティックなセンスを持つ、切れ者の編集者X氏がいる」という仮説」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100618#p2
別冊宝島の敏腕編集者Xさん」

「編集者X」という呼び方もその時勝手に命名したら、本当に今回匿名希望で「編集者X」になってたんで笑った。
もちろん、インタビュー企画や、名前の命名にこのブログが影響を与えたわけでもなく偶然だろう(「金権編集長」で、ようやく編集者に注目が高まったといっていいのかもしれない)


ただ、実際にインタビューを聞いてみてへぇと意外だったのは
・別の雑誌で経済を担当しており、プロレス格闘技ムックは副業。
・プロレスをファンとして観てたのは中学ぐらいまでで、むしろPRIDEとかを観ていた
人だという。
「別の雑誌」というのは宝島社内のことなんでしょうかね。いまはフリーの編集者や編集プロダクションもいるからちょっと分からない。

また、PRIDEを観ていた、というのはどれぐらいの熱心さで観ていたんでしょう。たとえば「ブッカーK回想録〜或いは永遠の素人・バラちゃんに捧げるレクイエム(仮題)」の企画に興味を示してくれるぐらいに熱心なのでしょうか(笑)


ま、そういう中でどういうふうに企画を立ち上げ、どういうふうに社内会議で通し、どういうふうに執筆者をおだてたり、ごまかしたりして(笑)本を作っていくかと……というのはそれだけで面白いコンテンツなんですよね。
当然ながら、前の本がどれぐらい売れたかのデータとかも参考になるらしい。あれ?他社の本のデータも手に入るの?


だからメルマガや、PR誌というのはけっこう面白い。私は文芸春秋の「本の話」が好きだったな。


あとはやっぱり、「ターザンはサービス精神が旺盛で、話を面白くする、面白くする方向にいくらしい」ということが再確認できてよかった。同じ雑誌にターザンが載っているのに、そこでの発言を編集者に「ウラをとる」とまるで違っている。「底が丸見えの底なし沼」というべきか。というかやっぱり「伝説」というのは面白く、分かりやすくなっていくもんなんだなーー、と。

見えない道場本舗認定。GK金沢の「子殺し」は超一級の「暴露本」ですがな(笑)

GK金沢こと金沢克彦氏がこの本のレビューインタビューをしているのだが

Q:金沢さん自身は将来的に暴露本を書く可能性はあったんですか?
自分は暴露本じゃないと思っても、暴露本かどうかは周りが決めちゃうことだからね。

まったくそうだと思うけど

子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争

子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争

は、わたしはバクロ本だと思いますよ(笑)。橋本真也に関しての。
橋本って選手はまだPRIDEだUFCだがある前は、プロレス界の中では「シューター、クラッシャー」のイメージがあった。それが「小川事件」のせいで、シュート、格闘技的な実力に疑問符がついた。
それはいいんだ。しかたないんだ。
ただ、金沢氏の著書によって「それもしゃーない。受け切れなかった俺の責任」と受け止めるような男の器っぷりは無く、業界のしきたりを前面に出して「俺に星をかえせぇ…!!」と大ゴネにごねたり、マスコミに対して「俺を助けてくれ!」と頭を下げるような、そういう卑小ぶりが満天下に暴露されたわけです。いや、俺なんかは「それも橋本の天真爛漫さか」と受け止められるけど、私と同じぐらいにプロレスマニアだと思ってた友人にこの話をしたところ
「橋本は、実力はともかく潔いタイプだと思っていた…」
と、この上もないほど_| ̄|○状態。
GK金沢の著書は、ひとりの橋本ファンを失わしめたのです(笑)。
ネットでも該当部分読めますよ。だって俺が引用したんだもの(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090818#p2

「小川、オマエ、これはどういうことなんだ!?」
「すいません。アタマが飛んでしまって・・・すいません」
「オマエには俺を救う義務があるんだぞ!俺を助けなきゃいけない。どうする?」
「分かってます、すいません・・・」
「本当にそう思ってるなら直接会って話をしよう!」
「すいません、明日はちょっとダメです」
「じゃあ、明後日は?」
「明後日も予定があって・・・」

「こんなこと初めて言うけどな・・・金沢さん、俺を助けてくれ!」

ま、そのリンク先・・・おれの過去記事でも引用したように、編集者も「暴露本は書いてほしくない」「沢木耕太郎の『一瞬の夏』のような本を書いて欲しい」と言ったそうですね。
でも、今回のインタビューを読むと「著者を載せるためにはその場しのぎのごまかしや、謀略をも厭わない」編集者であることは確定しているんで「ただの暴露本じゃなくて、『一瞬の夏』を作りましょう!」というのは単なる美辞麗句、GKをいい気分にさせるだけのオダテであるような気がしますね。
「暴力柔術」ならぬ「謀略編集」。
新Tシャツが作れそうだ(笑)
そして一部のファンの橋本真也イメージはかくて地に落ち、GKには印税が入る。すべて世はこともなし。


ただし「ものすごく面白いから、暴露本のレベルを超えた一級ノンフィクションである!」という意味で金沢氏が、この本を暴露本でないと位置付けているならそれに対しては納得しますです。
この編集者は

「つくりごと」の世界に生きて-プロレス記者という人生

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も手がけたそうだし、またエンターブレイン
パンクラス 15年の真実 総合格闘技の舞台裏回顧録

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なんかを出している。また
魔王  秋山成勲 二つの祖国を持つ男 (kamipro books)

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といった評伝本、これらと比較しても金沢克彦「子殺し」は飛びぬけて面白かった。これは一読者として断言できます、

次に「編集者X」氏に望むものは

何度もいいます、

ブッカーKこと川崎浩市氏の「PRIDE回想録」
です。
はっきり榊原伸行氏を批判するスタンスを明確にしているのだから、暴露的な興味も大。それに加えて、GK金沢の橋本真也のように、カッコイイところも情けないところもひっくるめて、トンパチな人間味に満ち溢れた姿を一番の至近距離で川崎氏が見つめていたキャラクターがいます。
ハイアン・グレイシー
「ハイアンvs小泉首相SP事件」「ホテルのコンピューター室全面停止事件」「実力行使しないとヘンゾの説教も聞かない事件」など、そのねたと榊原批判(就労ビザはちゃんと取らんとヤバい事件etc…)だけでページ埋まるわー。

■ハッスル編集長・山口日昇ザンゲ録
今回のインタビューで、ちょっとした…いやすごいクロスカウンターがありましたね。
ターザン山本の”金権ぶり”に関して、編集者X氏は「あまり金を貸してくれとかはいわないほう」「協力してくれた人に1%印税を回します、といったら『2%でも3%でも出してくれ』と鷹揚だった」と意外なことを言った上で「もっとひどい人はたくさんいますから」(笑)。

−−”金権編集長”よりよっぽど金に汚い人を何人も見てきた、と(笑)。

いますねえ。皆さんのすごく身近な方にもいるはずですよ、具体名は言えませんけど(笑)

どゆこと??かは不明ですが、kamiproの身近、ということで、いまやっぱりセキララな告白・回想を聞きたいのは山口日昇氏なんですよ(上の人と同一人物だといってるわけでは無いです、為念)。

何度もいうけど、もともとみんなで書店を回って配本していたような同人誌すれすれの本が、全国に配本され、携帯サイトだツイキャスだ選手公認Tシャツだと拡大していったことはすばらしい成功ものがたりです。

そこから田村潔司「PRIDE登場」のフィクサーになり、ハッスルにも全面的にかかわり、社長となり、その後崩壊する・・・この物語は読みたいです。編集者Xさん、ご一考を。