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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「プレスリリースが来るか論」を再び考える…ネットメディアと活字メディアの差も

さて、修斗協会事務局(を名乗る一派)の7月2日会見はあるのか?それは修斗協会(を名乗る一派)の「協会の許可を取らずに修斗と名乗って会見してはいけない」という通達に合うのか合わないのか?

にも関連して興味は尽きないのだが、2日の会見なら今日ぐらいにでもリリースが行っているのですかね?前日にならないと来ないのですかね。
 
 
さて、そんな中一寸面白い…というか個人的に興味のあるトピックがあったので紹介しよう。実は朝日昇インタビューのため「格闘秘宝館」メルマガを購読契約したら、過去のメルマガも送られてきたっす。
そこで、イベントのほうの「格闘秘宝館」のオープニングトークがテキスト化されたものがあった。それを、一部引用する。

■20110617 格闘秘宝館メルマガVol.7 大女子号(Part1)
 
ターヤン 今日はDREAMの会見があって、7・16有明コロシアム大会に2カード・・・(略)
橋本 (略)・・・山本篤VS大沢ケンジだったのが、山本篤藤原敬典に…(略)…何度も言わせてもらいますけど、僕らのところにはFEGさんからリリースがいただけないので、今日、会見があったことも知らなかった…(略)…僕は今回K-1のパンフを作らせてもらってて、SBとK-1両方のパンフを作るっていう非常に危険な立場にいるんですけど(笑)、それでもリリースが来なくてですね。
ターヤン そりゃひどい。
橋本 昨日ビックリしたのが、昨日が最終校正だったんですけど、終わってデザイナーさんに届けて、「あ〜、終わった!」ってネットを見てたら「オープニングファイト1試合追加」っていう(笑)。
高崎 確かに昨日、追加されてましたね。
橋本 オレは藤波かと!

高崎 あ、これはちょっと説明しといた方がいいね。俺たちがほら、
橋本 取材を拒否られてると思われると。
(略)。
高崎 まあまあ(笑)。基本、媒体宛てにしかくれないんですよね。「○○編集部」とか「○○新聞」とかにはくれるんだけど。
ターヤン 個人の「××さん」宛てにはくれないわけですね。
高崎 はい、僕も何度か頼んでみたことはあるんですけど、やっぱりダメでしたね。
ターヤン へぇ〜。理由は何かあるんですか?

橋本 (略)……まあ、個人にリリース出してたら、今までだったらキリがなかったっていうのはあると思いますよ。「私、フリーの××でございます」っていうの全部に出してたら。
ターヤン 言った者勝ちみたいになっちゃいますもんね。
橋本 そうそう、でも映画業界でもそういうのはあるらしいじゃないですか。「△△というサイトの●●と申します」って言って。
ターヤン 名刺だけ作ってね。
(略)
橋本 でもさすがに我々はねえ(笑)。FEGさん、我々は決して怪しい者ではありませんから、ぜひリリースを……(

上のを紹介したのは、つまりは以前小生が書いた

■「商業ニュースサイト」と「個人のニュースブログ」の差って、今や公式リリースが来るかどうか程度の違いでは?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091118#p3

の、そのまんまの実例になるからです。
まさにこういう部分を、この前このエントリでは論じたんだよ、と。

このある意味続編がこれ。

■It's SHOWTIME・K-1紛争…そのウラに見えた、日本格闘メディアの攻防と興亡
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110604/p1

裏話を書いちゃうと、この時SHOWTIMEは「あっちがその気なら、うちらK-1訴えるけんね」というリリースをFEG威嚇のためにか、別に媒体に務めているわけではない某フリーの著述業の方々へ送りつけて、「なにこれ?」と話題になってたという。
で、結局「そんなにハードルが低いなら」と、SHOWTIMEに「ウチにもリリース送って」と申し込んだDojo Honpo にはその後リリースはこなかった(笑)

もうひとつ、別の視点の続編

■ネットニュース再論。商業ニュースサイトと個人ニュースサイトって、ライブドアとかへの配信の有無程度の違いでは?(副題・書評「ネットの炎上力」)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100408/p4

メルマガにあるように、映画業界では
『「△△というサイトの●●と申します」って言って』『名刺だけ作って』映画会社の会見や試写会に行こうというならまことにそれは天晴れではないか。その△△サイトが、「キネマ旬報」や「映画秘宝」より評価眼が劣っているとはだれも言えまい。拒否する?実は内心、△△サイトの鋭い批評を恐れて、既存の旧体制メディアとのなれあいだけで済まそうという大手映画会社の陰謀ではないかっ・・・

なんて議論のスケールの大きいのが
自由報道協会
http://fpaj.jp/?page_id=393
なのだよね。或いは亀井静香氏が金融・郵政担当大臣だったときに実施していた「暴力団以外なら誰でも来ていい」という会見。

http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20091001
・・・もう気の向いた方はおいでいただくということでお願いしたいと思います。その場所には、ぜひどなたでも結構ですから。もちろん、暴力団やいろいろな方が寄ってこられても困るけれども、もう一般の方でも構いませんから、どなたでも来てもらえれば。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100415/p4

昨日アップされていた記者会見がまたすばらしい。
雑誌、フリー記者向けなので、「フリーの●●です。」というのは想定内。
記者会見なので「世界日報社の○○です」も、まぁいいでしょう。
ところが今回は「大川興業の大川です。」と来ました。
http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2010a/20100409-2.html

話を「媒体」論に戻すと、じゃあ媒体ってどこから媒体よ?ってことになる。橋本宗洋高崎計三氏らが各種の報道実績があっても「媒体じゃなくて個人だから」ということでリリースが来ない、まずこれは実際だとしても、じゃあ既に8号まで出ている「格闘秘宝館メルマガ」は媒体じゃないの?
ということになる。

「格闘技メディア」を、ネットだけで見てみましょか(順不同)
GBR
スポーツナビ
バウトレビュー
バトルニュース(※もっともプロレスの記事の方が多い)
格闘王国
MMA PLANET
ミルホンネット
kamipro move(雑誌は終刊したので、現在同誌はネット媒体)

だよね。しかし・・・これも上のエントリで書いたことの繰り返しだが、ここに例えば、ニュースに特化しているブログで考えても
MMA IRONMAN
カクトウログ
ブラックアイ
などが一緒に並んで違和感があるか無いかといえば無いっしょ。
「見えない道場本舗」が並ぶと違和感があることは認める(笑)

じゃあ7月2日の修斗協会事務局(を名乗る者)の会見、ここのどこにプレスリリースが届き、どこには届かないのか。それを興味深く見守りたいと思います。

上の「バトルニュース」っていつ始まったのかしら?その規模などを見てみる

上に紹介した「バトルニュース」って、実は自分はごく最近知った。たしかTHE OUTSIDER,前田日明関係の会見ニュースだったかな。
http://battle-news.com/
いつから始まったんでしょうか。自分もなかなか情報感度が遅い。
どんなところがやっているのかな?
会社案内を見てみる

会社名  株式会社ネルフ
住所  〒170-0005 東京都豊島区南大塚(略) 電話番号(略)
営業時間  10:00〜18:00(土・日休み)
サイト担当
屋号  SECOND WORKS
HPアドレス  http://www.second-works.com/

会社名になんとなく聞き覚えが無くもない(笑)。
そして、このサイトを実質的にメインで?作っているかたも分かった。

佐瀬順一 Jun-ichi SASE
 
エディター兼ブックデザイナー。
幼い頃からプロレスとバラエティ番組を見て育ち、ターザン山本氏が編集長を務めていた頃の『週刊プロレス』(ベースボール・マガジン社)に多大な影響を受ける。プロレスの本を作ることを目指し、「Macが使えれば出版界に入れるかも」と考えて専門学校に入学。その後、なんとか出版界に潜り込み、ターザン山本氏とも対面。「売れるプロレス本とは」という独特のターザン論を叩き込まれ、ターザンイズム全開のデザインと編集法を駆使して数々のプロレス本を作成。(略)

ツイッター。ブログもある。
http://twitter.com/2works
http://ameblo.jp/secondworks/

こういうのを見ると、やはりネット上のニュースサイトというのも戦国時代で、まだまだ旗揚げして天下獲りに名乗りを上げる余地は十分にある、ということではなかろうか。
バトルニュースが老舗を押しのけて「プロレス・格闘技ニュースサイト」の盟主になる日が来るかもしれないし、今はまだ野にいる伏龍が目覚めて、その人が天下人になっているかもしれない。

あんたのところは個人ブログか?「新聞」なのか?が話題になった話(「やや日刊カルト新聞」vs米本和広ブログ)。

同じく宗教問題を中心に取材している米本和広氏と藤倉善郎氏が最近さまざまな問題をめぐって対立し、相互に批判をしていいたのだが、
米本⇒藤倉批判の中に、藤倉氏らが執筆する
「やや日刊カルト新聞」http://dailycult.blogspot.com/
の性質に関する疑問が提示されている箇所がある。
 
■米本和広ブログ「火の粉を払え!」
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-259.html

 ところで、勘違いしている読者もいるようなので、あえて説明しておくが、カルト新聞はオーマイニュースのようなネット新聞ではない。本人たちも認めているように、個人ブロガーが集まって作った、新聞の名を冠したたんなるブログに過ぎない。
(略)
私も先の【お知らせ】を読んで、新聞ごっこをやっているのだと思った。ただし、マジではなく、軽いノリ、遊びであることを自覚しながら。

 ところが、どうも「遊び心」ではなく、本気で「社主」「編集長」「主筆」だと思い込んでいたようだ・・・(略)

これは批判の文章なのでそういう見方をしているが、自分は多分、「やや日」の主筆うんぬんには「遊びの自覚」はあるんじゃないかと思っている。

ただ、それよりも、
かりに「本気」だとしても、ひとつのブログで記事を複数の人がある編集方針上に執筆し、それが公開されているのなら、それは「新聞」あるいは「雑誌」とやはり本質的な差がないなあ、ということに思い至るのである。


それが電子書籍とか、大手メディアの未来は暗いとか、でもこういうネット上のミニメディアも収益は得られて無いよね、とか、いろんなことに繋がっているのだと思うけど・・・ケース・スタディとしてちょっと興味深く感じた。