昨日は疲れて、えらく早く寝てしまったので、石川逮捕の話は起きて今知った。一寸おどろいた。
本日書くと、いかにも手のひら返しのように見えるので昨日の朝
「小沢がつかまっても民主党は困らん」
とひとこと書いていたのはよかったな。
まったく議論としては単純で、「いま現在、もう一度衆院を解散したって、現有議席の維持は絶対無いだろうけど、過半数は維持できる」と思っているから。その根拠は世論調査に見る政党支持率の差、というまたごく単純なものですけどね。
鳩山内閣の支持率低下は最近「下げ止まって」いる。
だいたいこの辺に「岩盤としての支持層」が見えてきている気がするのだ。
どうも選挙民は選挙が激しければ激しいほど「われらのXX政権」という意識が一票を投じた中で生まれるらしい。小泉純一郎は総裁選で生まれたけど、街頭に出て党員以外の一般の人に訴えるという形で、当時はものめずらしさもあって擬似国政選挙的な扱われ方をした。その後の総裁は、そういうものがないから支持率低下も早かった、と思う。
基本的に自分は、新聞・テレビが行う規模と精度の世論調査の数字というのはほとんど受け入れている。ここ数年、ほぼ世論調査が大きく選挙結果をはずしたことはほぼ無かったようだし。
で、以前も書いたけどもともと小沢一郎は民主党にあとから合流し、理念的な部分ではそもそもかつての民主党支持者が支持するほうが不自然なぐらいだと思うのさ。そして法律的な部分をどれだけクリアできているかはともかく金銭的には「不透明な部分」があることは間違いがなさそうだ。
思い出すのは小泉純一郎が田中真紀子を切った時の話。
田中真紀子は政権の大看板で、確かに彼女を切ったときは支持率を大きく下げた。しかし彼女が外相の地位にあったままで、小泉内閣があれだけの長期政権を保てたとはとても思えないじゃないですか。あのときの「見切り千両」は、今でも通じると思う。
また、忘れちゃいけないのは上に書いたように「民主党支持者だけど小沢は嫌いだ」という層は、旧支持層の中に間違いなくいるはず。そこが掘り起こされるかと。
それに、忘れているような機がするが(笑)、鳩山首相だって「本当にやりたいこと」があったんじゃないのかね。そのへん、一か八かで小沢をイケニエにすることで、まずは自分のやりたいことをさらに100%やってみる。それが支持されりゃいいし、されなきゃそこまでで。
小沢を民主党は切る、捨てることで、参院選も含めて逆にとりあえず急場はしのげると思うんですけどね。次の次はどうする?これは次を乗り切っての話だと思う。次の次は、とりあえず「次」を乗り越えることで見えてくるかと。
でもこれ、「民主党から見たら」の話ではありますけどね。
別の角度からの逆転としては自民党の中の重鎮に、同じような疑惑が浮上してくるとか。
追記 ざれ歌「日本には謎の鳥がいる」が流行っている
「日本には謎の鳥がいる」というネタが流行り始めているようだ。
紹介したいところだが、なんかどんどん項目が増えて、確定するのに時間がかかるようだ(笑)
だからとりあえずいろいろ「日本には謎の鳥がいる」で検索してみてください。まあ項目を入れ替えれば、旧政権でも今後の政権でも使えそうだけどね(笑)