と、いう世論調査をそろそろどこかが始めて欲しい
何度か紹介した、こんな本がある
- 作者: 柿崎明二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/17
- メディア: 新書
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いまは「新報道2001」か。現在は政治状況がごらんのとおりなので「次の首相」という選択肢はないようだが。
で、こんな話が載っていました。
小選挙区下では、党首の人気がここの議員の当落に直結する。だから党首選も”公選”的になり、世論の人気が左右する。
・ただ「候補一覧」をつくるだけで一つの選択。
例えば候補は与党議員だけなのか、野党も入るのか、引退した元議員(※小泉とか)や現在知事のような人も入るのか
・2006年の自民党の後継総裁選レースは安倍晋三が終始トップを走っていた。だが、福田康夫が靖国神社問題などで小泉政権と距離を置く発言をすると一気に上昇。「安倍・福田2強対決だ」「安倍か、福田かの二者で調査をすればわからないかも」との声もあがった
・だが、自民党内や党員の状況を見ると終始安倍が強さを見せていた。実は世論調査の数字は当然、非自民の支持者も対象にしており、福田の上昇は小泉と距離をおいたための、野党支持者の吸収があったためと思われる・・・
なかなか面白い。そしてもうひとつの挿話。
・まったく党内基盤を持たない河野太郎が2006年5月、”出馬会見”を行った。「総裁候補になろうと思っている」…候補に? 実は総裁選に出られる前提、推薦20人のめどが全然立ってなかったのだ。
・だが河野にはひとつの戦略があった(1)まず”立候補”をメディアで表明。そして…(2)「世論調査が、推薦人制度にかわる予備選だ」として「次の首相にふさわしい人」の数字を待つ。(3)その数字をもとに推薦を議員に訴える。というものだった。
・ この試みは「多くの国会議員の冷笑を誘った」がいくつかの社の調査では「実際に3%を獲得し、2%の谷垣禎一を数字で追い越し、麻生太郎にも肉薄した」と筆者はいう。
・だが、実は「次の首相候補」に河野を選択肢として入れた社は数社で、多数の社はそもそも選択肢としなかった。そのためこの試みは挫折した…
という。
で、まあ何がいいたいかというと
石原国政復帰論がこれだけ出てるなら、もう「次の東京都知事にふさわしいのは?」という議題と、「選択肢」の提示をするとおもろいのではなかろーか、ということだ。
ここ数回の都知事選に出た人、うちそれなりの上位の人はこんな感じ
東国原英夫 渡邉美樹 小池晃 浅野史郎 吉田万三 樋口恵子 鳩山邦夫 舛添要一し
明石康
ふーーん。昔、東京都知事選候補として噂にあがった国会議員といえば菅直人と謝蓮舫とかだ。
そして現副知事の猪瀬直樹がいる。
猪瀬がいれば、田中康夫なんて可能性もあるのかな。
緑の党を中沢新一が作るとかつくらないって話もあったが。
新報道2001の最新調査
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/chousa.html
【問5】あなたは今後どんな政権の形に期待しますか。
民主党政権、または民主を中心にした連立政権 8.6%
自民党政権、または自民を中心にした連立政権 15.0%
民主・自民の大連立政権 11.8%
既成政党が分裂・政界再編した新たな枠組みの政権 22.8%
石原都知事や橋下大阪市長などによる新党中心の政権 33.6%
(その他・わからない) 8.2%
このトップの数字「石原都知事や橋下大阪市長などによる新党中心の政権」も、まずもってそういう選択肢が、調査の中にくわわってこそはじめて数字になる。
当たり前だけど。