INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

岡田外相の会見開放で次の一手も必要・・・ぶっちゃけ「ここ」がネットメディア代表、でOK?

原理主義者”岡田克也外相が会見をフリー記者およびネットメディアにも開放したそうだ。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919k0000m010081000c.html

岡田外相:全メディアに記者会見を開放 フリーも

 岡田克也外相は18日の記者会見で、外務省での記者会見について「原則としてすべてのメディアに開放する」と述べ、記者クラブに所属する報道機関以外にも参加を広げる方針を明らかにした。


 岡田氏によると、開放の対象となるのは「日本新聞協会」「日本民間放送連盟」「日本雑誌協会」「日本インターネット報道協会」「日本外国特派員協会」の各会員と、「外国記者登録証保持者」。また、これらの媒体に定期的に記事を提供する人に限り、フリーランス記者も認めるとした。ただし会見に出席する記者は事前登録を必要とする。【須藤孝】

さて、大きな一歩だが・・・ま、当然なんらかの「線引き」が物理的にも存在する必要があるわな。このへんは海外にも具体例があるので神保哲生ブログを参照のこと。
(今回の公開については http://www.jimbo.tv/commentary/000589.php など )

日本雑誌協会」つうのがあるそうだけど、あれですか「ゴン格」「FnL」「格闘技通信」「kamipro」は入っておられますか(笑)?
外務省行って聞くこと・・・「アントニオ猪木北朝鮮事務所についてどう思いますか!」かしら(笑)。


さてさて本題はここからよ。
今回、爆発的に成長するインターネットの代表は「日本インターネット報道協会」なるあやしげ?な団体ということになった。
ご存知でしたかみなさん。
こんな組織を。


設立されたのは、2008年8月1日で、やっと1年たったという団体です。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/01/news103.html

ネット上の報道コンテンツの質向上を目的とした「日本インターネット報道協会」が設立された。「J-CASTニュース」「オーマイニュース」運営企業などが参加する。
2008年08月01日 19時01分 更新
(略)
 発足時の会員企業は、ジェイ・キャスト(J-CAST)、オーマイニュースと、JANJANを運営する日本インターネット新聞、「ビデオニュース・ドットコム」を運営する日本ビデオニュース、「日刊ベリタ」を運営するベリタの5社と、オーマイニュース前編集長で、「週刊現代」「Web現代」の元編集長、元木昌彦さんの個人事務所・オフィス元木

 オープンな組織を目指し、企業・個人の会員を広く募集する。報道コンテンツを作成し、ネット配信する法人や個人を対象にした正会員(年間会費は12万円)と、会の趣旨に賛同し、運営に協力する準会員(年間会費は1万2000円)を募集中だ。
画像 代表幹事を務める日本インターネット新聞の竹内謙社長(左)と事務局長の元木昌彦さん

 代表幹事を務める日本インターネット新聞の竹内謙社長・・・
 事務局長の元木昌彦さんは・・・などと述べた


さて。どうですかみなさん。
皆さんの中には個人ブログを超えて、ほぼ「ネットニュース」と言っていい活動を行っている人もいるでしょう(私がはてなアンテナに登録している人だけでもたくさんある)。あと、数日前に存在を再認識した「コミックナタリー」のような、ある趣味的?ジャンルに特化したニュースサイトもあるでしょう。

みなさん、少なくとも外務省記者会見出席の権利を、日本インターネット報道協会に入れば得られるでしょうけど、年会費12万円払いますか。どうしますか。


もちろんとらぬ狸のなんとやら、まだ一歩が始まるか始まらんかというときに、こんなことを考えても仕方ない。
また、今ようやっと扉が開くとき、圧力をかける側が分裂してどーする、という形で、同協会に集約するべきだというのもひとつの議論だろう。活動にも、ある程度の運営費が必要だ、というのもわかる。


ただし、ちょっと提案だが、
少なくとも「公的な記者会見に出席資格を得られるために、一定の信用と責任を担保する団体互助組織」が必要だという観点からは、年会費12万円もいらないような「第二日本インターネット報道協会」を、協会未参加のネットニュースメディア・有名個人ブロガーが集まればたやすく作れるんじゃないかね? まだ元祖の協会も、1年ちょっとの歴史とわずかな参加団体(大物ぞろいだけれども)でしかない。そしてあっちも「開かれた取材環境づくり」が目標のようだから「うちの会員だけがインターネットメディアの記者会見参加資格を持つべきだ!あっちの第二協会の出席を認めるな!」とか絶対に言うはずがない(笑)。

まあ、これは空想・夢想です。
私は思いついて、それを文章にしただけで実際にそういう動きをしようというつもりは毛頭無いっすし、先駆けてこういおう組織を作った人の良識や善意も疑ってはいない。
ただ、時事系のニュースも扱う個人ブロガーとして「大臣会見出席のための、年会費12万円は高いなあ」と思ったので、こういう一文をものしてみました。
もちろん、本当に記者会見出席資格をもつ、年会費12万円もしない「第二協会」をつくる動きがあれば熱烈応援いたします。


http://twilog.org/gryphonjapan