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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

この機会に「記者会見」をいろいろ考える

まずは実際に見てみよう


開始から7分ぐらいのところで質疑応答になる。ちなみに放送開始後15分35秒からの光景に注目。

質疑応答、記者はグッジョブ?それともしょっぱい?
これもいわゆる、私の造語でいうところの「全文革命」だが、こういうふうに記者会見の映像がそのまま流れると、質問者のほうも値踏みされるから怖いねえ。
で、ここで星取表というか、質問者のランキング表を作ってみました。

質問者 媒体 質問要旨 あなたの評価(空欄)
熊久保英幸 GBR EFGとでなくIGFと協力する理由は  
布施鋼治 ライター 晦日はボクシング中継あるが意識するか  
?(聞き取れず) ゴン格 カードや選手は?  
茂田浩司 ライター 具体的情報がないが。IGF提供試合あるか?  
井原芳徳 バウレビ テレビ中継については?  

……とまあ、視聴者がそれぞれ、上から目線で記者会見を見ながら評するのも一興かと。さて皆さんの評価としては、「なかなか踏み込んで聞いているじゃん」
なのか
「突っ込み足りないよ!」「なんでこれ聞かないの?」
どちらでしょうか。
実際、その現場では聞けない事情とかもあるんでしょうね。でもこうやって見ると、「一般紙」「一般スポーツ紙」はだれも聞いていないのな。

そもそもこの記者会見に呼ばれる人、呼ばれない人

記者会見の名乗りだけでは判断できないところもあるが、ある程度実績のあるフリーライターは呼ばれたのかね。質問した記者は、それだけで格闘セレブ(死語)なのかも。
果たして週刊現代に、ミルホンネットに、日刊サイゾーに記者会見の案内は届いたのでしょうか。ちなみに見えない道場本舗には届いてません(笑)まあ届いても、埋まるのやだから出ねー。
 この問題については、

■「プレスリリースが来るか論」を再び考える…ネットメディアと活字メディアの差も
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110630/p2

で紹介した、高崎計三氏と橋本宗洋氏の対談を再度掲載したい

高崎 あ、これはちょっと説明しといた方がいいね。俺たちがほら、
橋本 取材を拒否られてると思われると。
(略)。
高崎 まあまあ(笑)。基本、媒体宛てにしかくれないんですよね。「○○編集部」とか「○○新聞」とかにはくれるんだけど。
ターヤン 個人の「××さん」宛てにはくれないわけですね。
高崎 はい、僕も何度か頼んでみたことはあるんですけど、やっぱりダメでしたね。
ターヤン へぇ〜。理由は何かあるんですか?
橋本 (略)……まあ、個人にリリース出してたら、今までだったらキリがなかったっていうのはあると思いますよ。「私、フリーの××でございます」っていうの全部に出してたら。
ターヤン 言った者勝ちみたいになっちゃいますもんね。
橋本 そうそう、でも映画業界でもそういうのはあるらしいじゃないですか。「△△というサイトの●●と申します」って言って。
ターヤン 名刺だけ作ってね。
(略)
橋本 でもさすがに我々はねえ(笑)。FEGさん、我々は決して怪しい者ではありませんから、ぜひリリースを……(

今回仕切りからFEGは消えたのだが、どうなったのだろうか。
逆に、「手ごわい記者、反骨のジャーナリストはびびって呼ばない、入れない。会見に入っているのは御用ライターばっかり」的な見立てもやろーと思えばできるわけで、どうですかそういう路線で日刊サイゾーさん。

そして、大きな話題につなげる。

自由報道協会ダライ・ラマ会見、参加資格は『「取材・報道」を生業とする方』限定となった。

http://fpaj.jp/?p=1846

自由報道協会は、11月7日(月)10時より、チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ法王14世の記者会見を行ないます。(略)
[会見日時]2011年11月7日(月)10時開始予定(8時受付開始)
(略)
[備  考]今回の記者会見参加者は「取材・報道」を生業とする方120名を対象といたします。参加希望者が定員を超える場合は抽選となります。ご了承ください。

ダライ・ラマの肉声が聞ける機会は貴重で、そういう場を自ら?作った同協会は見事だと思うが、その一方で今回、同協会ですらも「取材・報道が生業」の人は、そうでない人より優先される、という区分を承認したことはもっと注目を浴びていい
もちろん会見する場所、スペースは有限であり、人数に制限があるのは間違いないわけで、何かの基準で区切らねばならない。
ただ、「取材の意思があるものはみな平等」という理念を掲げるなら裁判所の傍聴者のように、申込者に対して抽選で、という形もある。
まあ、ややこしい問題だし、試行錯誤もあるだろうとは思う。

記者会見を「開きたい」側はどーするか。ある例から

読んだときに「なるほど、こういう方法があるのか、面白いな」と感じた一件。
http://dailycult.blogspot.com/2011/09/a3.html

森達也氏『A3』の講談社ノンフィクション賞に弁護士らが抗議
  
 映画監督・森達也氏著『A3』(集英社インターナショナル)が今年の講談社ノンフィクション賞の受賞が決定したことについて、オウム真理教の信者家族や弁護士、研究者、宗教者、カルト脱会者などで作る「日本脱カルト協会(JSCPR)」が9月1日、講談社と同社・野間省伸社長宛に抗議書を送付。また同協会の抗議書とは別に、滝本太郎弁護士、ジャーナリストの青沼陽一郎氏と藤田庄市氏の3者も連名で抗議書を送付。9月2日にJSCPR関係者とともに共同記者会見を開きました

つまりね、何かの意見表明…とくに何かを批判したいときに、
1、批判対象に「抗議文」を提出する(あちらが受け取る、受け取らないはあまり関係ない)。
2、その後「本日、XXXに対して抗議分を提出しました!」という「記者会見」を行う。

と、いうやり方が、少なくともJSCPRの例からすると導きだせるわけです。もちろん、その会見にメディアが来る・来ないは別問題ですよ(笑)。会場費用も誰が持つかはわからない。ただそういう風に「形を整える」ことはできると。
そういうメモ代わりです。何かのご参考に。

http://www.jscpr.org/activity.htm#20110903
によると

森達也著「A3」が講談社ノンフィクション賞を受賞した件について、2011年9月2日東京記者クラブにて次の通り抗議を行いました。

とあるから、このときは会場費用などはかからなかったでしょうね。
「この抗議については朝日新聞・産経ニュースにて報じられました。」とあり、一般紙は2紙、そして専門ブログは1つ報じているから効率は良かったのでしょう。


例えばこの前あった「フジテレビデモ」で同じように『フジテレビに抗議書を送り、その後東京記者クラブで「抗議しました」という会見を開く』ことは可能か。どうなんだろう??また、これが自由報道協会だったら?

てなわけで記者会見のナゾは二重三重に底か深い…フフフッ。(プロレススーパースター列伝調)


<追記> 上の話で出てきた「自由報道協会」と「やや日刊カルト新聞」、検索したらたまたま、両者が交わっている場面を発見した。上に取り上げている「ダライ・ラマ会見」についてがテーマ。
http://togetter.com/li/209108