毎日新聞「発信箱」。
千葉県の不正経理事件にひっかけて紹介していて、それ自体は個人的にはちょっと凡庸に感じる。だが映画自体の内容は面白そうな気がした。
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090915ddm008070007000c.html
韓国映画「われらの歪んだ英雄」(1992年、パク・ジョンウォン監督)は田舎町の小学校が舞台だ。
ソウルから転校してきた主人公は、子供たちを独裁的に牛耳る少年に出会う。腕力だけでなく、成績もトップで、権威は教師をしのぐ。主人公は初め抵抗するが、かなわず、忠実な手下となった。そこに心地よささえ覚える。
(略、千葉の事件の説明)
さて「われらの歪んだ英雄」はどうなったか。転任してきた意欲満々の青年教師が少年の不正を暴く。テストの成績は替え玉によるものだったのだ。尻をぶたれる「英雄」の権威は失墜し、それまで最も忠実だった子供たちが少年の悪行を次々と言い立て糾弾するのである。この急変に主人公はただ戸惑う。少年は学校から姿を消した。そして30年後……。
わたし以前、スクポリ(スクールポリティックス)という造語をした。俺にしか広まらなかったが(笑)。委員長とかの特殊例を除き、選挙や役職任命とかがない学校の中では、だからこそこう、焦点をうまく当てていけばその地位や人気、権威の生まれる経緯に「政治」が見えるんじゃないかな?と思っています。この映画がそういう部分を描いているとしたら興味がある。
おや、本もあるみたいだよ?
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あとねえ、そろそろ「発信箱傑作選」って本になってもいいんじゃないかな?