http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/09/post-484.php
国外追放大統領のカムバック大作戦
The Express Lane Back to Power
実はニューズウィーク自体は相当、この前大統領に批判的で「クーデターで追放されて当然」的な記事まで書いていたのだが。
しかし、同紙の記事でも「追放されてカムバックを目指す小国政治家の自己PRは、会える政治家のランクで成功不成功が決まる」と書いている。今回、ホンジュラス前大統領はヒラリー・クリントンと会うことに成功、ホンジュラスへの米国からの援助も凍結されたそうだ。
ある程度批判したあとお茶を濁すのかと思ったが、かなり本気でホンジュラス現政権をオバマ政権は批判しているということかなあ。
同紙はやっぱり多少記事に揶揄のにおいがあり、コンサルタントの話を書いている。
「(ワシントン訪問の)狙いは、力のある人物と会っているのだという印象を祖国の人々に与えること」だと、戦略コンサルティング会社コービスのドン・ゴールドバーグは言う。この会社は、メキシコ、キプロス、赤道ギニアなどの政府の依頼を受けて、ワシントン対策を指南している。
亡命生活を送る政治指導者にとって、要人との面会とメディアへの露出を確保する上で、PR会社やコンサルティング会社などの力は欠かせない。ただし、そのためには結構な金が掛かる。今回のセラヤのワシントン訪問に匹敵する充実した会談・取材スケジュールを組むとすれば、1カ月で5万ドルの料金を徴収すると、あるコンサルタントは言う(料金についての話題であることを理由に匿名を希望)。
こういう面会者一人一人に、政治があるか。
というところで繰り返し、これを紹介する。アメリカにおける「ロビイング戦記」は基本的に面白いのだ。UFCやPRIDEがMMAの規制を各州で取り除くために行った苦闘の歴史、なんてのも将来日本に、だれかが紹介してくれないかな。

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