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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”TKの遺伝子”菊野克紀 VS ”KTの遺伝子”中村大介。10月DREAM対決はあるか?(ゴン格)

ゴング格闘技最新号より、今回は所秀男vs中村大介の対談を紹介。
片方は腕を折った人、片方は折られた人なのだが、そんなことは関係ないようににこやかに対談しております。これもまた「武の世界」。
いろいろ語りたい点は多いのだが、それは後回しにしてタイトル通りの話をしよう。

−−ゴン格プラスで笹原圭一DREAMイベントプロデューサーが「菊野克紀vs中村大介が見たい」と発言していますね。


所 「いやあ僕もそれはすごく見たいカードですね」


中村 「自分も菊野選手とはやってみたいです。選手としても菊野選手のことはすごく好きなんですよ。僕とはスタイルややってきたことが違うとは思うんですけど(略)そういう選手には惹かれるし、チャンスがあればやってみたいですね」


所 「田村さんの弟子vs高阪剛さんの弟子という意味でも興味があるし、中村さんと菊野選手が戦かったらどんな展開になるか予想できないですね」


−−中村選手は菊野選手の三日月蹴りをキャッチしてそのままアキレス腱固めとかやりそうですよね(笑)


中村 「実際にそれができたらカッコいいですけど(笑)」

GONG(ゴング)格闘技2009年10月号

GONG(ゴング)格闘技2009年10月号

ボス・ササハラの発言はこれ。最初の総括のときや石田とか中村とか、と列挙だったかと思うが、ゴン格では特にボスの一押し、となっている

僕は中村大介選手との試合が見たいですね。
剛と柔の戦いというか、どんな試合になるんだろうという興味が湧きます


これについては、わし(※なぜか一人称が変わる)ものう、笹原にそう伝えておった。
ほれ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090722#p2
石田光洋朴光哲、そして中村大介の3人を菊野狩りへの刺客候補としていたんじゃが、石田はアメリカで下手を打ち、朴はドンキホーテに寝返り・・・じゃないや修斗のタイトルに照準を合わせておる。
うむ、中村をいかせるべきじゃろうて。


だが・・・・・・問題は、ササヤンにカードを決める権限があるかどうかなんだよな。
で、無いだろ(※勝手な推測)。


だからグリフォンが見えない道場本舗で書くのと、ボス・笹原がゴン格プラスでインタビューに答えるのと重みは同じだ。なんかおれひどいこと書いているな。
とまあ、興行を盛り上げるために敢えて挑発をしている(と書いておけば、何を言ってもいいのがFEGイズム)のだが、ボスが仮に、こんな論評を人づてに聞いてムッとでもしたんなら、反論はいい。中村vs菊野を見事10月に実現してみやがれだ。

そしたらこのハンコをポーンと押します。

ちなみに菊野はゴン格インタビューがあった日

「まだオファーがきていないんです(笑)」
と語っていた(8月18日より前らしいが)。
まあ大会は10月なのに、8月に「オファーが来ないのかな」と思ってるなんて、まだまだ菊野もDREAMに慣れてないよな(笑)。


中村はDREAMに「かわいがられて」いるか?そして田村は

上の人にかわいがられないと、光と影の因果律にのみこまれてしまうことは我々も最近、よく知るところだ。
中村は経歴的には佐伯繁氏に高く評価され、かわいがられていると思うが、全体としてはどうなんでしょうね。といいますか、「DREAM・FEG田村潔司をどう捉えているのか?」という大きな問題になる。
いま沖縄に院政、いや隠棲している(あっ、このギャグ面白いわ)バラの御前は、田村潔司という人をスペシャルな存在として位置づけ、執着もしつつ尊敬もしていた。
それが、PRIDEがDREAMにかわり、またDREAMがFEGの傘下にあるという中でどう位置づけているんだろうか。
「タフな交渉をする、やっかいな人」という認識は確実にあるんだよな。問題は田村と田村一門に、コストと利益の兼ね合いで利益のほうが大きいと思っているかどうか。
それから、田村って、「自分の試合についてはとにかくいろいろ交渉する」けど、だからといって「弟子を出すときも面倒くさい」かどうか「弟子のときはリスクをいとわず、二つ返事でOK」なのかもしれないし(笑)。


個人的願望だが、FEGは切り札として、「FEGはいつでも金泰泳vs田村潔司の再戦を組みます!田村さん負けっぱなしでいいんですか!」というキャンペーンをkamiproあたりを舞台に展開すれば面白いと思います。金が相手だと田村の「もう自分は年も年だし、第一線にはいない選手なんだから」という論法が通用しないからいい。