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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

田母神俊雄の広島講演で崩れた、筑紫哲也のある主張

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080601000852.html

田母神氏が広島で講演 「被爆国として核武装すべき」

 原爆の日の6日、政府見解の歴史認識を否定する論文を公表して更迭された田母神俊雄航空幕僚長広島市で講演し、「唯一の被爆国として、3度目の核攻撃を受けないために核武装すべきだ」と主張した。

 日本会議広島が主催し、演題は「ヒロシマの平和を疑う」。
(略)
 秋葉市長は6月に「被爆者や遺族の悲しみを増す結果になりかねない」として、日程の変更を要請。県内の被爆者7団体も7月、連名で抗議文を送ったが、田母神氏や主催者は「表現の自由だ」などと応じなかった。

 会場周辺では、田母神氏の主張に反対する横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げる団体と、右翼の街宣車が言い争う一幕もあった。

タモさんの話の内容はメディアで概要を知る範囲では相変わらず、くうだらない感じだ。
だがそれと別に、今回の一連の騒動で思い出した話がある。もうこれもだいぶ昔のことになるが、「NHK番組改変問題」というやつで、故筑紫哲也氏に代表される人たちが組み立てた論法の一部だ。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200502151021.html

筑紫 「・・・(略)・・・政治家と言論機関がどういう関係を持つべきかという色んな問題がこの中に入っているんだと思いますが、何度も言う事ですか、圧力を『俺が圧力だ』と言って掛ける人もいないし、それから、その気が無いのに相手側が圧力と感じる場合もある。例えばNHK、予算の審議を控えておりましたあの時期。それから中で幹部が『この時期にはNHKは政治とは戦えないのよ』というような発言をしたという証言もありますね。そうなりますとその、圧力と言うのが何であるかというのが実はすごくその曖昧模糊とする部分も有ると思うんですよね。」

ハッキリ申し上げて安倍さんは将来のリーダーと目されている訳ですね。そういう方がやっぱりその、圧力と誤解されるような事を、こうやっぱり慎重であるべきでないかと、そういう見方有りますが、それはどうお考えですか?

この種の議論だ。権力者・秋葉市長が集会日程の変更を主催者に「お願い」しようと、権力者・安倍官房副長官が「公平公正にやってください」という範囲でNHKに「要請」しようと、個人的にはどっちも自由にやりなさい、っていうのが一番のやり方だと思う。後はそういう意見や要請を自由に受け手が判断すればいいだけだ。


NHKは国会が予算を審議するから特別だ」とおっしゃるか。
でも、少なくとも故筑紫氏はそういう論法ではない。

安倍 「・・・・・・言論機関ですから、あの、今は朝日が答えるべきだと思いますね。あの、昔『珊瑚事件』というのが有りましたね。あの時も朝日新聞というのは認めるまで36日間掛かって、今(1月12日の誤報記事から)30日ちょっと過ぎてますが、そろそろそういう間違いが有ればですね、間違った点はちゃんと認めるべきだと思いますよ、これね。」
筑紫 「そうすると、あの時(珊瑚事件のとき朝日新聞)社長が辞めた訳ですから、そうすると安倍さんは今そう仰ってるのは、あと何日間で社長は辞めるべきだとそういう風に聞こえかねないと、これが『圧力』とかいう議論をするとき厄介なことですよね(笑)」
安倍 「(驚)それは全然関係ないでしょ!」
筑紫 「(笑)いや関係ないと思いますが」
安倍 「(苦笑)今のはトンデモナイ話でですね、私が、」
筑紫 「圧力と言うものをどう受け止めるかということで、ま、それは、あのぉ、たしかに、」
(略)
安倍 「ただ、私が朝日新聞の社長を辞めさせる権力なんか全く無いのなんかご存知でしょう?」
筑紫 「いや、だから権力じゃないんですよ、」

朝日、国が予算をどうするこうするはないものね。


タモの広島講演なんてのは小さなトピックだが、それに関連してちょっと前の、またさらに小さな論点が少し決着した、という話。