「GIANT KILLING」(ジャイアントキリング)
■http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081017#p5 と
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081206#p4
で既に1位に推薦済み。「このマンガがすごい!」でも男の子編3位だ。
これがどういうふうに面白いかを、サッカー通(一部の人笑)のわたしが論じるというのを今年中にやりたかったが間に合わなかった。来年早々の課題だ。
- 作者: ツジトモ,綱本将也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/23
- メディア: コミック
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「バクマン。」
■鳴り物入りで、その分コケが心配だったが、まずは順調に離陸。ただ、まだ全貌が見えるところまで言ってない。2009年は失速もありえるか。もちろん、さらに高いところまで飛翔する可能性も同じくらい大。
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/01/05
- メディア: コミック
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「けせらせら」
■これは正確には「2009年期待賞」。忠臣蔵物語を、なんかみんなが訳分からないうちに流されてああなっちゃったね…という皮肉な視点から描きます。これも既に書いたけど、こういう「逆忠臣蔵」も既に定番化しつつある。その中でどう描けるか。
(未単行本化)
以前紹介した回(コマ有り)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081213#p3「サマヨイザクラ」
■法廷もの、陪臣員(裁判員)ものを漫画で描けるとは。それ自体がすごい。
サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (アクションコミックス)
- 作者: 郷田マモラ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: コミック
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ベスト・エピソード選出
これはどこもあまりやってない区分けでしょうけど、連載マンガの中で短編形式のものはもとより、長編の中でもその一部を、一つのエピソードとして扱えるものがある。その中でいいものを選ぶという趣向です。
「深夜食堂」うなぎのタレ丼
「銀魂」 グチ屋台編
■これはすごかったねえ。その形式、技法全体…実験的な手法、それ自体をひとつのギャグとして、意外なオチまで一直線に持っていく。最高級の褒め言葉を使わせてもらおう。「全盛期のこち亀を髣髴とさせる」。
「喧嘩商売」金剛開発編
■喧嘩商売、はその優れたストーリーテリング…というか上のような表現を使うなら「全盛期のジョジョを髣髴とさせる」ような騙しあい、心理戦と、「これがこうなったのはこういう理由による」という「擬似理論解説」は素晴らしいのだが、全体としては、とてもじゃないが表街道に出す作品ではない、理由を言うまでもなく(笑)。だが、優れた部分だけでも顕彰したいので、ベストエピソードというくくりは非常にありがたい(笑)
「三月のライオン」弱い老棋士編
■この作品もどこが着地点になるかは皆目わからんのだが、この話は良かった。
「まじかるストロベリィ」スージーのおじいさん編
■最後のオチ一本。俺は「自分に千載一遇の大幸運(願い事がかなう魔法など)が舞い込んだ人が、その力を(他の)XXのために…」という系列のエピソードに弱いのだな。
これを選出するためには、良かったエピソードを読んだらそのつどこのブログに記しておくことが必要だね。忘れてしまうから。もっと他にもあったはずだが。
これも
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20081228
へ投稿する。