【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

F1@富士も凄いが、コミケも凄い?「人の流れ」制御の科学とノウハウ。そして兵站と危機管理

昨日に続き
http://d.hatena.ne.jp/sotarok/20081012/1223838897
■F1日本GP2008@富士スピードウェイ情報工学的な意味で相当すごかった

という話に関連して。
これを昨日紹介したところ、コメント欄にこうあった。

id:eg_2 2008/10/14 23:04
コミックマーケット東京ビッグサイトの行列のさばき方は奇跡レベルですよ。
20万人クラスが相手なのに。
それを見物するために朝早く行くぐらいですもの。年末にどうですか(笑)。

20万人て。
関ヶ原の東西両軍より多いのかよ。実は私も、リンク先を受けた話でそのことを引き合いにだそうかなと思ったが、調べずに「5、6万人ぐらい?」と思い込んでいたので、あやうく恥をかくところだった。

私がそのノウハウがあるらしいと知ったのは、「創」連載の唐沢俊一岡田斗司夫対談で「コミケ創生に関わった方が亡くなったが、その告別式で、弔問客の誘導がみんな完璧だった」「そりゃ、日本最高のエキスパートだもの(笑)」というようなやりとりがあった

人が密集するイベントでのさばきかたや工夫は、それぞれのイベントの現場で奮闘する人がたくさんの秘伝、ノウハウを蓄積しているのだろう(神社やデパート、球場など?)けど、それを体系化したり情報交換したりする場ってあるんだろうか。
やはり警護する、警察関係の学会やシンクタンクだろうか。

大きなイベントの管理運営警護は、その催しが平和的であろうと非政治的であろうと、一種の”危機”であるもので、佐々淳行も「私の官僚としての最後の危機管理は、昭和天皇大喪の礼だった」としている。


その佐々は「危機管理のノウハウ」でも、こういうイベント進行について多少触れているが、広く言うところの兵站・補給に関して最高に参考になるとしているのが、

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

という本で、湾岸戦争(1990)で補給兵站を一手に引き受けた”リアルキャゼルヌ”の回想録。

こんな感じで、コミケの歴代スタッフも、漫画史とは別に、いつか「大人数のイベントをさばくテクニカルな工夫の蓄積とその歴史」につい書いたり語ったりしてもらえないだろうか(既にそういうものがあったら失礼)。経営学の本が好きそうなおじさんたちが、そもそもの前提となる用語や文化に頭を悩ませながら読んでいたら最高だ(笑)。
そしてそういうスタッフと、今回のF1運営の実行者の間でいろいろと話をしてもらいたい。
そうだ、いっそこの元リンク先の方に、20万人を動かすコミケ情報工学的分析をしてもらえば興味深いことが分かるかもしれないし、F1に負けない工夫があるのかもしれない。