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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

佐伯繁DEEP代表らがロフトのトークショーで語った内容をうろ覚えで紹介

今日は大きな話題もないので、4日のロフトプラスワン
http://d.hatena.ne.jp/aohoshi/ 参照)
で聞いた秘話、ぶっちゃけを可能な範囲で紹介・・・したいのだが、お断りしておくとメモしたわけじゃないので数字とかはすべてズレがあるかもしれない。それを承知の上で呼んでもらいます

主語は佐伯氏


1 ■DEEPをはじめる時、そもそもパンクラスの興行を買って名古屋でデカい大会を開くか(※初期大会は確かにパンクラス大会の一種であってもいいぐらい主力選手が参加した)、独自団体を発足させるか迷っていたら、船木誠勝が「新団体にしましょう」とすすめてくれたのでこうなった。この前のパーティで、DREAMとして一緒になった船木が「やっぱり団体にしてよかったですね」とか言ってたがそうかなあ(笑)


2 ■第一回大会は四千八百万円(3800万円だったかな?)の赤字(笑)。あのね、お金があるなら興行主じゃなくてタニマチになりなさい。100人の選手に豪勢に飯食わせるのを1年続けたって、1000万円つかわねーぞ。


3 ■修斗出身で現在はメジャーで活躍する某選手(イベントでは実名)は、実はDEEPに上がる予定があった。諸事情(イベントではもう少し詳しく説明)でドタキャンになった。


4 ■DEEPは本来、独自にメジャーに成り上がるつもりだったが、田村vs美濃輪、高阪剛vsアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを組んで絶対この興行は当たる!と思った有明大会が赤字でその路線はギブアップした。よりによって、その後から、すごく近い日程で第一回Dynamite!の開催決定があるんだもんなあ(笑)その後、大田区体育館大会でもう一回それをやれるかとトライしたんだけど。


5 ■それでその後、DEEPとPRIDEは協力したんだが、この前DEEPの7周年パーティーを開いたら来賓の笹原圭一氏が「佐伯さんは発足時『PRIDEをぶっ潰す』と言っておられました。今、本当にそうなりました」と自虐ネタをかました(笑)


6 ■後楽園の一大会にかける費用、コストではうちが一番という自負がある。この前、ある後楽園大会も総経費は3000万円かけた。まあそのとき、一人で1000万円近いギャラを持っていく選手がいたんだけれど(笑) (※さすがに「その選手」でもこの額はオーバーなような気がするんですが、ありえるのかなあ)


7 ■すでにインディ興行団体の修斗パンクラス、GCM、DEEPは興行が重ならないようにする「日程調整会議」のような枠組みがある。それでも時期がかぶっているように見えるのは、今はまず会場を借りるほうの競争が激しく、すでに一年半ほど先の会場を押さえなきゃならない状況だから。一年半後なんて団体が続いているかもわからんのに(笑)。かぶってるのがわかっても相互に会場の都合上やらなきゃいかん場合が多い。だが情報交換や調整はしてるんですよ


8 ■会場から「最近のDEEPは最低の席でも6000−7000円。もっと安い席は」と問われ「これ以上安くすると、僕はどっかに逃げることになる(笑)。ただ最低価格の設定というのはいろいろあって、トータルで調整すればそういう安い席の設定も可能なので検討したい。ただ、半額になれば2倍お客が入るかというとそうではないので、そのへんが悩む」ちなみにJCBホールは「ちょっと構造的に格闘技向きではないかも。ただ、二階席三階席が見やすいので、金網興行がいいのでは」


9 ■メガトントーナメントはちょっと飽きてきたかも(笑)やっぱ全試合があれだとね(いまさら)。ただ一試合、興行の中でああいう試合があるのはとてもいいので、ベルトを作って防衛戦を常にやっていくのがいいと思う。


10 ■全試合、名勝負なのも困るので、気を抜ける試合とかがいくつかあるほうが興行的にはいい。だが「やれんのか」ではうち提供試合(長谷川vsマッハ)がそうなっちゃったなあ(笑)


11 ■どんどんDEEPの興行数が増えているのは、やっぱり選手にチャンスを与えたいから。いい試合の選手は負けても使いたいし。今はその、いい選手の層は相当厚くなって、ここからDEEP本戦に出るのも厳しいサバイバルだ。ただ、DREAMとかに出すとき、うちはブレイクが早いから隠れていたグラウンドの対応力が問題になる。新王者ハン・スーファンも、DREAMに今後は出したいけど、もう少し経験を積ませたい。あとアマチュアを今後充実させて、地方でもやってきますよ。

(これにつなげて、橋本宗洋氏が独自に調査した結果を発表したのだが(数字うろ覚え)2007年に修斗は20数興行、二百数十190試合だったが、DEEPはすべてをひっくるめると興行数30以上、試合数も300を超えていた(補足:350試合)そうな。修斗を上回るというのは、すなおに凄いことだ)



このイベントには石田光洋も参加しいろいろ語っていた。そっちを紹介するほうがブログの集客的にはいいのだろうが、実際トーク内容で佐伯氏が石田選手を食ってしまったのだから仕方ない(笑)


そういえば「食う」といえば、佐伯氏のほか、橋本氏らメガトン級の関係者は「ウガンダさんが亡くなった後、いろんな人から『あなたは大丈夫?』と尋ねられる」とか。



ああっ、軽めに書くつもりだったのに、
結局通常以上に分量の多いエントリになってしまった。
7月に、次回イベントが別の場所で開かれる予定。