http://obiekt.seesaa.net/article/92262745.html
経由で
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000140706270001
現在もアイランダー(島土着の人々)やアボリジニー(オーストラリア原住民)に限り、伝統文化の保護を目的としたジュゴンの生存捕獲が認められていて、ジュゴンハンターと呼ばれる人たちがいる。
もっとも、国や州政府は国際世論への配慮から、あまり大っぴらにされることを喜ばず、私が取材を申し込んだら写真撮影を拒否されてしまった。
ところが、幸運にも木曜島滞在中にたまたま有力者の家で祝い事があり、ジュゴンのシチューのお相伴に与(あずか)ることができたのだ。
「味は豚のヒレ肉にそっくりだね」
食べてみて初めて、これでは密漁してまで食べようという不届きなヤツがいるのも無理はない、と納得・・・
よく考えたら、豚のヒレ肉ってあんまり食べたこと無いや(笑)。あ、いやヒレカツのあれか。
私は「野生動物でも数的に再生産の余地があるなら狩ってよし、食ってよし」だし(だからカンガルー食肯定)、「数が少なくても郷土や民族の伝統なら、殺し方の残虐性がどうとかも含めて、まあよし」(アイヌのイヨマンテも含む)なので、ジュゴン喰いにまったく文句ありません。
しかし、それよりバッカだなあと思うのは
「オーストラリアでジュゴンが狩られて食っている」
「それを同国政府はあまりおおっぴらにしたくなく、(筆者の証言によると)隠している」
ということを自社が一年前の地方版の寄稿記事に載せたのに、それは今現在の状況でニュース価値を持っていることに気づかず腐らせている新聞社だよ。
ニュース価値は今、昨年とは比べ物にならないほど急拡大している。
是非ともこの新聞の支局でもいいし、他のテレビメディアでもいいが「すさみ町立エビとカニの水族館長」森拓也の所にいき、映像つきでこのジュゴン捕獲と食、そして取材や研究を隠蔽する体質に対してインタビューを撮って来い。
かえす刀で、オーストラリア政府に正式にジュゴン漁の取材を申請せよ。
(そもそも政権交代しているから、前と同様の態度かどうかわからないしね)
撮れたらその映像が世界中に流れて大反響、
(もちろんそれを野蛮視するのは間違いだ。海に住む哺乳類でも場合によっては獲っていいのだ、というコンセンサスが形成されればいい。それでも捕鯨は、もしくは南氷洋捕鯨は例外だという主張はあっていいが、クジラは頭がいい人間の友達、というような低レベルの議論を牽制はできよう)
政府が森氏の証言と同様に断ったら、その「情報隠蔽」自体がニュースになる。
期待して待つ。