やっぱり予備選は異国なのに面白いね。いろんな新聞読んでみた。
■バラック・オバマは10%以上ヒラリーを離していたのに、なぜ選挙では逆転されたのか。
どーせ若い連中と無党派の支持で、実際の選挙には行かなかったんだなアハハ、若い連中は困ったもんだねヤン・ウェンリーに怒られるぞお……、とか思ったのだが。
某新聞(忘れた)を読んでいたら、かなりアレな記事が載っていた。
「なぜ世論調査と開きがこうも出たのか。
世論調査で、人に聞かれるとやっぱり民主党だしオバマって答えないとこいつ人種差別主義者だって言われるしなー、俺リベラルっぽいキャラで売ってるからなー、いいやオバマって答えとけ・・・となる。
ところが投票所に行くと、だれもいない秘密投票だから本音が出て……と。
なんとも_| ̄|○な話ですな。
何度も書いて、まだ本論には入っていないかわぐちかいじ「イーグル」でも、最後の最後、共和党ライバルとの一騎打ちのときに主人公、ケネス・ヤマオカがアジア系の非白人であることを、リベラルを自認する良識的有権者も心の奥底で意識していることに自分で気付き愕然とする・・・というシーンがありました。
■退く人もいる。そして状況が変わる?
エドワーズ議員が次の予備選の結果次第では撤退。そしてバラク・オバマの支持に回るのではないか?との見方あり。そうすると状況は劇的に変わるかも。
■サウスカロライナの決闘
次の舞台サウスカロライナは、南部連合の旗を周旗に組み込んでいることでも有名な超保守的な州だが、その分黒人人口も多いというわけだ。
オバマはアフリカ系だが、移民の子孫ではないわけで「あいつは『黒人』ではない」という声も多い。そしてクリントン夫は、何故か黒人人気がとにかく絶大。
また、南部ということは宗教色も強いというわけで、共和党のほうでは特にこれが左右する。ニューハンプシャーで勝ったマケイン氏は社会的にリベラル、軍事外交的に保守的です。
■民主党優位は変わらず
オバマが無党派層を動員、というが予備選って党内の選挙なのに無党派ってあるの?という疑問もあって、州ごとに違うらしいが、なんか登録とかすればいいとかなんとか。
で、民主党の予備選に参加した人のほうが圧倒的に多いみたいだ。
それはたぶん、本選挙で二者択一になれば予備選参加の党候補者に投票するだろうからやはり民主有利とか。マケインのカムバックも相当劇的なのだが、オバマvsヒラリーの一騎打ちはやはりメディア受けもするし、そういう点でも不利に。