INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「人として軸がぶれている」…佐高氏はプロレスが好きなのか、嫌いなのか

佐高信とプロレスの話です。
この二つに、ほぼ経緯が収められています。

http://ameblo.jp/sataka/entry-10043744746.html#cbox
http://ameblo.jp/sataka/entry-10043864154.html#cbox

佐高信の丁々発止
はじめに――「神は不謹慎に宿りたまう」

 言葉は肉体を持っている。それが物や事柄を指し示すからということもあるが、生ま身の人間から発せられるものであることによって必然的にボディ・ラングエッジたらざるをえないのである。
 私はしばしば、テレビのプロレス中継やK1中継に魅入ってしまう。肉体を喪失した言葉の乱舞にうんざりして、原初的な肉体の衝突に興奮してしまうのである。

TBSのサンデーモーニングでも、局に配慮してか、K-1はついつい見てしまう、みたいなことを言っている。

しかしこれがプロレス好き文化人として有名な内館牧子、元プロレス中継アナ古館の批判になると、また後先考えず手当たりしだいにものをぶつける佐高氏はこういうことを言い出す。本当に「佐高の敵は過去の佐高」だ(笑)。

そこのコメント欄に、こう書かせていただいた。

なんか佐高さん、、自分ではプロレス好きとか称しているようですがね。
そちらもご指摘の古館批判はリベラル性が低い、程度では留まってませんね。
「プロレス中継とか、あ ま り ア タ マ を 使 わ な い で す む 番組を早口でやっていればいい」

はあ。
=============
内館牧子批判。
「プロレスの蝶野正洋の大ファンで、東京ドームで行われた試合でパイプ椅子の上に立ち『蝶野ーッ!蝶野ーッ!』と絶叫したこともある内館なのだから、 知 性 や 理 性 を 要 求 す る ほ う が無理なのかもしれない」

===========
ついでに大宅壮一賞を故井田真木子が受賞した際、少数意見だった立花隆が「プロレスというのは、品性と知性と感性が同時に低レベルにある人 だけが熱中できる低劣なゲーム」と受賞絶対反対を表明したことに全面的に賛成。
そこからスポーツノンフィクションを得意とする沢木耕太郎批判につなげるという珍妙な論理を(笑)。


その返信をあちらでは一エントリにしていただいたのだが、そこでこちらも知らなかった重要な事実を教えられる。

Gryphonさんが指摘している2004年9月号、創の「タレント文化人筆刀両断」での内舘牧子さんの批判ですが、Gryphonさん、現在発行されているちくま文庫での内舘氏の章をご覧ください。

タレント文化人筆刀両断! (ちくま文庫)

タレント文化人筆刀両断! (ちくま文庫)

「創」連載時のご指摘のところがすべて削除され不自然な空白がページの後ろに生じています(笑)

プロレス関係者、愛好者の鈴木邦男さんやチョコボール向井氏もあの月刊誌には執筆していますから苦情がかなりあったのかもしれません。


そうだよな、香山リカと対談しちゃあねえ。
それともプロレスは低級で頭を使わない、知性や理性に反するものだが自分はついつい見てしまう、という自己反省なのかしら(笑)


先方の〆。

ま、しかしGryphonさん。佐高さんのことを「嘘つきである」と批判しても詮無きことではないでしょうか。
なにしろ、佐高さんのモットーは「フェアプレイは時期尚早」また「疑う、逃げる、嘘をつく」なのですから。(笑)

そうそう、そうだった。
これへの私の返信。

■ありがとうございます

貴重な情報ありがとうございます。
自分の「筆刀両断」単行本は「100人斬り」時代の社会思想社版なので、紹介いただけなければ気づかなかったでしょう。
この発言は佐高氏のおろかさの証拠となると思ってたまたま雑誌をコピーしていたのも良かった。
他にも相当、初出の「問題発言」を単行本で削除するパターンもあるかもしれませんね・・・
我々の片方でも欠けてたら、これは闇に葬られていたわけだ。



佐高氏の魯迅引用のワンフレーズ(笑)
「フェアプレイは早すぎる」
というのは魔法の言葉で、結局どんな矛盾も自陣営での不祥事も、誠実に向き合う必要が無く、そうはしない、と宣言しているのに等しいのですね。
こういうのは普通の日本語では
「ご都合主義」という。

また、フェアプレイを「早すぎる」と言ってやらない場合「相手陣営にもフェアプレイを要求できない」ことになるのですが、それを分かっているのかなあ。
ま、自陣営は絶対正義であり、相手陣営は絶対悪と認定すれば違うのでしょうがね。
悪はフェアプレイをしろ、正義の側はフェアプレイ不要ってのもおもしろい理屈だが(笑)

佐高氏がプロレスに関して書いた文章については、当方まだ爆弾を隠し持っているので、いずれ爆発させましょう(笑)





明日用ネタ【メモ】
http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/08/post_10320.html

http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1645026