そもそもの話として、米国UFCと日本のPRIDEの規模に決定的な差がついたのはPPVの料金徴収が可能な「CS」「ケーブルTV」の普及で、後者の規模が日本と米国では段違いだからだ、というのは常識。
で、韓国もケーブルテレビが普及している・・・ここまでは知っていたのだが、その経緯を記したページがありました。
基本的にはNHKの話にからんだ皮肉交じりのエントリですが
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/3147/DATA/eisei.html
さて、1995年当時。
韓国でも、衛星を打ち上げようとしていたらしい。
(略)
が、しかし。
いけいけどんどんで、右肩上がりだった韓国経済が
急降下〜〜〜。ちゅど〜ん!!
韓国に貧乏嵐が吹き荒れました。
で、衛星打ち上げの話はなかったことに。
(略)
2000年現在。
韓国では衛星ではなく、ケーブルテレビが盛んになりました。
日本のCSに参画したりもし、結構がんばっています。
私が在韓していたころは、
テレビはすべて夜の12時に終わり、
昼間もたしか10時〜4時ごろまで放送休止してました。
ケーブルは24時間やっています。
すごいことですね!
ケーブルが普及して、まだ間もないのかあちらは。
金大中のIT推進政策と歩みを同一にしていたのかな。
ITにおいては、10年前の最新技術Aを導入できなかったところが、逆にそれより進んだ次世代技術Bがスムーズに普及し結果オーライ、というパターンは珍しくも無い話ですが、結果的にはうらやましいな。マクロ政策的には日本も、ケーブルテレビを推進すべきだったのだろうか。このへんの利害得失は興味があるが、ちょっと調べるすべも無い。
今月のkamiproで大川”隊長”義之氏の「インサイドコリア」が、「韓国で燃え上がるPRIDE人気」という話をまとめている。
昨年大晦日では平均視聴率シェア12%。Dynamite!もシェア9.6%で、2005年度からOCNという局は5年118億ウォン(15億円)で契約しているとか。
将来的には韓国でPPV収益?と考えてしまうところだが、その一方で「韓国では有料で格闘技興行を見ようという慣習が無い」ともよく言われている。まあ政府の規制や闇社会批判も内容だし、巨額契約でみんなが見られるという環境ならそれはそっちのほうがいい、ともいえる。
台湾は、国民党の規制がかからないのでケーブルが盛んになった、とも聞く。