菊田早苗、位人臣を極めわが世の春
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/column/200606/at00009566.html
「やっぱり近藤選手の魅力って、日本人にはほとんど負けてなかったということもあったと思うんです。でも日本人対決(中村和裕戦)に負けて、フィル・バローニに負けたと。バローニで言うと、美濃輪選手、三崎(和雄)が勝ちましたよね」
「一方で美濃輪育久選手というのもいて、(略)フィル・バローニに勝った人(美濃輪)と負けた人(近藤)、その差が出ちゃってるわけですよ。」
「今の人を狙っていくのが、大事だと思うんですよ。格闘技ですからね。ボクシングの世界でも、今のチャンピオンを倒したいと思ってみんながんばっているわけですから。そう考えると、ちょっとね」
男子、ひとたび格闘技界に志を立てたなら、その究極の目標は何か。
それはいうまでもない、都心にジムを開き、会員を集めて経営を安定させることにある。
菊田は、みごとにその頂点に立った。二つ目もオープンし、盛況に盛況を重ねていると聞く。
http://www.grabaka.com/gym/
かくのごとく、目標に向かってまっしぐらに進んでいくときなのに、一度KO負けした選手と再戦して勝利するなどという雑事に、かかずらわっている暇などあるだろうか。だからこそ、上のインタビューのように「上から目線」でものが言えるのだ(http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20060619コメント欄より)
ジム繁盛を目指して、何が悪い!!!
人として生まれ、男として生まれたからには、誰だって一度は、ジム繁盛を志すッ
ジム繁盛など一瞬たりとも夢見たことがないッッ、そんな男は、一人としてこの世に存在しないッッ
それが心理だ!!!
ある者は経営難にッ―ある者はスポンサーの消失にッ
ある者は選手活動の優先にッ、ある者は会員の減少に屈して
それぞれがジム会長の座をあきらめ、それぞれの道を歩んだ
チャンピオン、解説者、俳優、モンスター軍総統、ザ・エスペランサー
しかしッッッ、今夜あきらめなかった者がいるッッ・・・・・・・・・・・・
近藤有己「とび膝蹴りのやり方を忘れてた」(週刊ゴングより)・・・田代トレーナーって優秀なのか?
この前、上にあるように三崎和雄がフィル・バローニに勝ったとき、こう書いた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060604#p1
・・・最初に飛び膝蹴りの威嚇で相手がまっすぐ進むのを止めて、コーナーでボディへのこつこつとした打撃でスタミナ奪って、バローニが大振りフック中心になったらダッキングでかわしてさらに消耗させ・・・というのは、それこそ近藤有己がやるべき作戦だったじゃねえかあと。せめて飛び膝蹴りは近藤もやってほしかったよ
ところが当の本人が、とび膝蹴りのタイミングとかを忘れてしまい、ぱっと感覚的に出来るような感じじゃ無くなってたんだと。週刊ゴングでそう言っている。
今タイ修行ではそれを思い出そうと重点的に練習しているそうだ。
そこで否応無く思い浮かぶのが「ブルート」「マヨネーズ・ウィービング」「ハヤブサ」などの各種の技の命名(こんなに技に名前をつけたのは田鶴浜さん以来だそうだ。ホントか)で有名な田代トレーナー。
この人が優秀だ、という話はよく聞きますし、打撃に一家言ある郷野聡寛が「同門ということになり、近藤有己と戦う機会が無くなってもいいから、教えてください」と門を叩くぐらいだから間違いないんだろうが・・・その郷野も「インファイトを学んでいるうちに、横に回る感覚を無くしてしまった」と昨年、ダンヘンに負けた試合なんかを回想してたんだよな。
サッカーの監督と同じで、どんなに評判がよくても技術に定評があっても、結局最終的な評価は「結果」そのものでしょ。
二人の日本トップクラスの選手が、その練習をやっているうちに一番の武器を失っていました、というのは「監督解任」ものなんじゃないかな、と外野からは見えるんだがな。
トレーナーの側から見れば「自分が教えてるのはパンチ(やイン)なので、他の要素は自分でちゃんと組み合わせて下さい。これをやってて、別の部分がサビついた、と言われても・・・」という主張もあるだろうし、そりゃあもっともだろうけど。