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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「俺と悪魔のブルーズ」をマクラに・・・・

「今月のアフタヌーン」を描くには時期を逸しているけれども。


ヒストリエ」ではここで「最強伝説黒沢」に絡め書こうと思いきや中断した「小規模集団戦闘」話が始まったし、
ヴィンランド・サガではロンドン橋攻防戦でヴァイキングが敗走(一時撤退)したし、
げんしけんではラブストーリー編が一応の区切りを見せたし、
神戸在住」は次回で最終回だし、
ハトのおよめさんは・・・いちいち何を言う必要もないし(笑)だが。


一番、面白かったのは「俺と悪魔のブルーズ」だったな。その冒頭シーン。
小さい息子が、ともだちと喧嘩した顛末を、父親が母親から聞く。

【註:この作品は、1920年代のアメリカが舞台です


母親
「一対一ならともかく・・・ひとりの子をあの子と友達でよってたかって・・・って話なんですもの」
「卑怯だってことに気づかないことが問題じゃない・・・それで、昨晩は少しキツ目に叱っておいたの。だから貴方はやさしくしてあげてね」


父親
「ティム・・・ママから聞いたよ。いいか?ティム、アメリカの男ってのはな、フェアじゃなければいかん・・・・・・・・・・だが、お前のしたことはお世辞にも”フェア”とは言い難い”卑劣な行い”だ・・・・・・それはな・・・男として最も恥ずべきことなんだぞ・・・−−−わかるな?」
「どのような事情があろうと・・・たったひとりをよってたかって多人数でいたぶるような真似は決して許されん!加担してもいかん!」(略)


「お前がどうしてもそれを分からんと言い張るなら・・・パパはお前に罰を・・・更に与えねばならん」「が−−−−自分の非を認め・・・今日から自分も正しいアメリカの男になると誓うなら・・・・・・」



(一転して笑顔の子ども)
「ママ!ボクも一緒に行っていいって!『正しい男になるならその資格がある』って!約束してくれたよ!」


母親も満面の笑みで
「そう・・・・!よかったわね・・・それじゃ明日はママもがんばってお弁当つくらないとね」


(略)
出かける父親を見送る母子

母親
「楽しみね・・・・・・明日のリンチ


実に悪趣味な(褒め言葉)ブラックユーモアで、本来なら微苦笑ぐらいにとどめるべきところだが、不謹慎ながら大大大爆笑してしまった。


だが、この作品論に深入りするつもりはない。
このエントリはカテゴリに「映画」「ブログ」を入れているんだが、この左に見える「はてなアンテナ」内に登録したブログの複数が連動して、話題と言うか議論がにぎわっている映画関連のトピックがあるんで、その部分に可能なら少し触れようかと。


ただし、時間が要る時間が。これ書いてる時間だって、ぶっちゃっけかなりヤバイ時間の削り方している。それから、あらかじめ断っとくと、私が持ち出す映画は、また別の作品になって新たに話が拡散する可能性もありだ。
どっちにせよ、今後書けるにせよ書けないにせよ、この「俺と悪魔のブルーズ」の黒い笑いを紹介しただけでも最低限の責任投球はこなせた気がするぞ。