見逃したと言えば、今回またもぐうぐうと夜10時前に寝てしまい、楽しみにしていた、この件についての報道ステーション、筑紫哲也のニュース23を見られなかった。
寝入った理由は、午前中にサムライ放送していた新日1/4東京ドーム3時間版を見ていたから(マジ)。
おもしろいのはアパッチの入場と、大谷vs金本、柴田vs棚橋だたtが、やはり全体的には低調。それに何より、権利の関係で、一番楽しみだったジャイアント・バーナード対中西学放送しないし。(普通は有り得ない試合振りを中西が見せた、と聞く。)
いやいや本題本題。
社説の質はさておき(中国脅威論の正面からの否定や、数の問題などに触れたのは、やはり技術的にも拙劣だろう)、この話題を社説にし得た「アジェンダ・セッティング」(議題設定)に関して、大きな変動があったことは直視すべきだろう。
「東京特派員ノリミツ・オオニシ氏の影響だ」という声もネットでは読めるが、そもそも1特派員が社説には直接は介入できないんじゃないだろうか?(できる仕組みがあるのかもしれないが、普通は論説委員の合同会議があるはずだ。)
そもそも、「○○の問題をニューヨーク・タイムズで、社説に取り上げて欲しい」という人たちは山のごとく存在し、さまざまに働きかけをしている(不正ではないよ)ということは、何度も紹介した
ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
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に詳しい。(今の状況でこそ必読書!!)
ロビイングに帰納されるものではないが、ひとつの潮流であろうし、反発だけしていてもしょうがないのです。
ただ、逆にいうと、船橋洋一氏らの提起する「靖国問題は、原理的にアメリカの歴史観と相容れない」という部分を逆に見れば「小泉政権は、ブッシュとの盟友関係という特殊事情を最大限に利用し、アメリカの本来の意思や世界観から外れた自由な行動を成功させている」という、外交力の(過大?)評価になってしまうのだが。