さて、http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060121#p1にもある
プロレス・K-1・PRIDEヤミ裏事件簿 (OAK MOOK (110))
- 出版社/メーカー: オークラ出版
- 発売日: 2006/01/01
- メディア: ムック
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に関し、「ビバ吉田道場!」とほんの少しだけ紹介した、吉田道場(J-ROCK)とDSEの力関係が、この本の内容としては最も話題になっているようだ。
とはいえ、名前を出しての当事者の証言があるでなし、微妙っちゃ微妙だ。
ただ、ここで出てくるJ-ROCKの「國保社長」(ネットで検索すると國保尊弘氏。読みが分からないのでキーワード化できないや)のコメントというか発言は
「こんな金額じゃあ、吉田は出さねぇからな」
「なんでDSEの社員全員がこねぇんだ?」
「てめぇらに誠意はねぇのか?こういう時は全員出てくるのが筋ってもんだろ」
と、たいへんフランクな口調らしい、ということはわかる。ただし小さい「ぇ」を乱発した表記は、相当戯画的な感もあり、実像をどれだけ反映しているかは謎だ。ビバ柔道の手伝い、の話だって、受付してる人の話が仮に事実だとしても、DSEの人たちがたまたま「みんな、柔道が大好きなんです」ということで自発的にぜひ参加させてくれ、手伝わせてくれと言ってきた・・・・ということだってあるかも、あるかもしれないわけですから。
まあともかく、仮にこのへんおことがおおかた事実だとしたら、やはり人気・実力で柱となる選手を一人だけでも抱えれば、どれだけ権勢をふるえるかがよくわかる。
格闘技とは因縁浅からぬ夢枕獏は、知り合いの編集者からしみじみ言われた、小説家についての真理を書き残している。
雑誌の柱になるような人気絶頂の流行作家は、人気格闘家を抱えた事務所と同様に相当わがままなのだが、
結局、人気があるうちは威張って威張りぬいたほうが得ですよ。
仮に人気があるときにどんなに謙虚に、いい人として振る舞っても、
人気が無くなったら注文しなくなるのは同じなんですから・・・・・・