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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

前原誠司「中国は脅威」発言で波紋。

愛川欽也パックイン・ジャーナル」では、当然ながらキンキンはお怒りだ。
「とんでもない発言を”しちゃった”」

それぐらいはいいんだが
「例えば民主党に対する、われわれの、支持したその心の中の問題としてみれば・・・」
横尾「民主党に一票入れたらとんでもないですよ」

キンキン、民主党支持であることを公に表明(笑)。選挙のとき、「民主党を支持してるわけじゃないけど」とエクスキューズしてたのが台無し。
だいたい、今まで「マスコミは野党的立場に立たねばならないから敢えて民主党よりに見えるかもしれないけど、民主党が政権を取ったら民主を批判します」といういいわけもしてたのに、ならば今回も「"敢えて"野党より」になるべきではないかね(笑)


田岡俊次氏は「前原は自衛官の中でも『タカ派でなくバカ派』だといわれてる」という、お得意のネタを披露したが、あんまりネタを繰り返しているうちにネタ元が特定されたぞ(笑)。テポドン発射の際に前原氏に説明に行った自衛官だが、はっきりいって田岡元帥誇張表現が多い。ここまで言ったら「ニュースソースの秘匿」も通じないから、きちんと固有名詞を挙げて確定しなさい。

そして田岡氏は10年来の命題「中国は軍拡していない」を語っていて、いろいろ数字を挙げている。これは聞くべき(というか俺は判断不能)だが、とにかく田岡元帥はそういう持論を展開するなら、敵のいない塹壕ではなく、ちゃんと別の論者がいる戦場に出てきて語りなさい。今年、月刊現代で志方俊之秦郁彦と対談した時は、パックイン・ジャーナルのときとは違う慎重な言い回しをしていた。


田岡俊次氏の今回の矛盾は、「台湾海峡は現状維持がいいことは台湾、中国、日本、アメリカすべてが一致している」との一節。いや、それは事実だが、問題はその「現状維持」の中で台湾はより主権国家的な枠組みを作ろうとし、中国は反国家分裂法国共合作のような形で呑み込もう、取り込もうとしているわけだ。
ようは、「ある程度の外交摩擦を含みつつも、大枠での協調は維持できる」という証明だ(笑)。

田岡元帥の迷言
「排外ナショナリズムが出るなら実際に米軍をおいて、郵政とかにも干渉するアメリカに向けられないとおかしい」

それがこの番組だったりしてな(笑)
いや実際、香山”インチキ”リカ氏のぷちナショの話でも書いたかもしれんけど、ぷちナショナリズムを論じるなら「日本もがツンと、ブッシュに言わなきゃダメだよ!」もその発露なんじゃないか、というリクツは出てくるはずなのだが。そっちを心配する人はいねえ。