今日はNHKvs朝日新聞問題で魚住昭のスクープ記事?が載るということで注目を集める月刊現代だが、実にしょっぱいことに、その関係で8月号(先月号)の記事を思い出した。
いまさら遅い話で、図書館にでも行ってもらわないといかねいのだが、ここで田岡俊次と秦郁彦が「激突対談」を行っている。両者の経歴はいうまでもないですね。(知らない人はこの日記を検索するかキーワードで)
両者、中国の位置付けや歴史問題、靖国問題の処理の仕方など多くの対立点はあるのだが、その半面一致点も数多いし、何より歴史のディテールを自由自在に引き出し自説の補強に使うというパーソナリティの点で共通している。丁丁発止ぶりはどちらの側から読んでもおもしろい。
逆に、これでよくわかるのが田岡元帥がレギュラーの「愛川欽也パックイン・ジャーナル」では、いかに田岡元帥閣下に対する知的好敵手が存在せず、その分、逆にいいっぱなしやぞんざいな議論が増えてしまうかということ。
それは田岡俊次氏本人にとってこそ不幸だ。