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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

こちらは老雄まだまださかん−「ウルトラマンMAX」

ふつうはテレビ朝日の「やじうま」系を見るのだが、今回は偶然TBSにチャンネルが合っていて朝からみのもんたの暑苦しい顔を見るはめになった。


で、そのまま放置していたらこれもびっくり、こんな時間に「ウルトラマン」をやっているのだ。再放送かと思ったらそうじゃないらしく、しかも知らないうちにMAXとかになっていた。ティガとかダイナじゃなかったのか。
ひょっとして肩の負傷欠場の間に、トップのティガが責任を取って会社を離れて、そんでMAXになったのか?(分かりにくいネタだ)。 それとも中量級に特化したのか?あ、TBSだし。


まあまあ、そういうことをいいたいのではない。
驚いたのはオープニングをみていたら、歌は今風(三沢光晴調)のチャらい音楽だったが、画面は初代から続く伝統の「影絵」だったこと。

そして、そこの怪獣たちが全部、初代マンとセブンの・・・要は「成田怪獣」(シュルリアリズム芸術家・成田亨氏のデザイン怪獣)だったことだ。


しかもしかも、10分ぐらいしか見てなかったけど本編に出てきたのも、ありじごく怪獣アントラー。初代マンも科学特捜隊がバラージの青い石をぶつけなければ勝負はわからなかった、強豪怪獣ですよ。


成田亨氏は、キリコやダリのシュルリアリズム作品を参考に、ウルトラマンなどをデザインしたのだそうだ。そういう才能を見い出した円谷プロや、それにこたえた成田氏はまさに、昭和の奇跡といっていい幸運だったろう。日本がそれによって獲得した外貨も膨大だ。
(今はタイに、全部その外貨は流れてまーす。過去ログ参照)


しかし、同時にそれ以後の怪獣がまったく成田怪獣以上のインパクトや存在感を残せなかったということでもあり、それはちょっと情けないのではないか。

成田亨氏もデザインは印税ではなく買い取りだったこともあり、金銭的には報われず円谷プロに不満を持っていたという。まだご存命なんだろうか?(キーワードで分かった。2002年に逝去)