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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

前田日明が須藤元気の戦い方を批判(昨日付から移動しました)

(昨日付のエントリ(9/8)も夜遅くの更新です。一緒にお読みください)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200509/at00005974.html

・・・・元気クンの戦法なんですが、あれが行き過ぎるとどうなのかなと正直思いましたね。相手のミスを誘って、相手がバランスを崩したところで攻撃をする。彼がトリックと言ったらそれまでだけど、たぶん海外での試合だったらイエローカードですね、元気クンは。「もっと積極的に行きなさい」と。昔より戦法的に相手のバランスを崩すようにするのが多くなっているが、行き過ぎはどうかなと思う。相手の選手がかわいそうだなと感じましたね。


 でも全般的に面白い、見どころのある試合が多かった。宮田和幸クンもちょっと惜しかったと思う。彼(須藤)の戦術に乗っかっちゃったなと。審判団にもっとしっかりしてほしいなと思う。というのは、全員があれをやっちゃったらどうなるんだろうかって、すごく考えるんですよ。本当につまらないものになっちゃうと思う。ただまあ、試合のリズム、リズムを切る分で、間隔では許せるけど、1から10までアレになると「ちょっとキミ、それはズルイんじゃない」と言いたいですね。


自分は選手経験者なんで、選手の立場になって考えると、ああいう戦い方をされると「ちょっと、どうなのかな」って思いますね、正直な話。批判はしましたが、元気クンは自力のある選手なんで、そういうものに頼らなくても試合できるんじゃないかと思う。まぁ目立つという部分でやっているんだとは思うけど。決勝戦はガンガンやりあって、いい試合をしてほしい。・・・

これにちょっと関連していると思うので、過去のコンテンツから
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050213#p1
を紹介(前田吉朗vs今成正和の部分)。基本的にはこういう意見です。

さらにこれを広げていうと、例えば物凄く足が速くて、ひたすらバタバタとリングやオクタゴンを逃げ回って、最後に1発パンチを入れるような人がいたら?
もちろん今はイエローカードだろうね。


でも、護身術だとか武道の観点では?

さらにいえば、もう否定され、今では反則負けか「戦意喪失」認定をされるであろう、寝技の柔術使いが最初から最後まで猪木−アリ状態を選ぶというやり方は?


これらは、UFCの初期理念からすれば「アリ」だったんだろうが、興行、スポーツの視点から消えていった(それは賛成ではある)。しかし、時々は「何でもあり」の中の、この「ロスト・ファイトスタイル」について考えをめぐらすのも悪くない。


もうちょい視点がずれつつの参考


「ペドロが闘った! 」

http://hinerin.blogspot.com/2004_02_29_hinerin_archive.html