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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「遠隔重機」の活用が進むと「引きこもりのゲーマーこそ最高の人材」になるか?「解体屋ゲン」で題材に

年末年始の解体屋ゲンにて「エンカ君プロジェクト」という架空の計画が描かれている。

エンカ君とは、重機の「遠隔操作」から来たのだ。

解体屋ゲン エンカ君



その後の1068話を主に紹介する

いうまでもなく、遠隔操作の重機それ自体は実際に進んでいる。
しかし、操作する担い手が絶対的に少ない。その人材確保、育成を進めるため、「ゲーマー」こそが素質のある人材だ!とスカウトし、試験採用する…という展開なのだが。

解体屋ゲンで遠隔重機


遠隔操作はゲームに似ている。
ゲーマーも一種の才能である。


これはよくわかる。シューティング系ゲームも格闘ゲーム積み系ゲームもまったく才能がなく、KOEIとかシビライゼーションとかしかやらなくなった自分はよーくわかる。こんな遠隔操作の才能はないだろう。


そういう才能なら、「人と会うのが苦手」でもこなせる。

解体屋ゲン エンカ君

むしろゲームのほうが、実際に重機を操作して作業するよりむつかしいまである。

解体屋ゲン


しかし、それでもひとと人の繋がりが必要なんだ…というところにテーマは深堀りされるのだが、それは実際に読んでみて。

解体屋ゲン
解体屋ゲン

しかし、まず実際に気になるのは、本当に現実社会で「遠隔重機操作の需要が高まる」「それを扱う技術者には、ゲームが好きで実績を残したゲーマーが少なくともポテンシャルが期待できる」というふうになっていくだろうか?ということ。


この解体屋ゲンはユーチューバ―とかバーチャルアイドルなどの最先端技術・風俗やジェンダーバイアスなどの問題を、けっこう他の漫画に先んじて取り入れ、原作者は「むしろ取り入れるのが早すぎて読者がついてこれないことが無いように気を使ってる」と言ってる(笑)


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というか、11年前に既に軍事の世界で、これが話題になった…

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[ワシントン 13日 ロイター] 米国防総省は13日、前線で直接戦闘に従事しなくても、無人機の遠隔操作やサイバー攻撃への対応で功績を残した兵士らを表彰する新たな勲章を創設したと発表した。

パネッタ国防長官は記者会見で、「無人機やサイバーシステムのような現代的な機械が戦争の方法を変化させたのを直接目にしてきた」と述べた。新勲章は「21世紀において、われわれがテクノロジーを通じた戦いを展開していることを示すもの」だと…(略)

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ネバダの基地から地球の裏側のアフガンで、道を歩いている3人の標的へ向けてミサイルを2発撃ったことがあるんですって
コンピュータースクリーンにはサーモグラフの映像が映っているんですが
そこに熱い血が広がっていくのが見えた
 
一人の男は前に行こうとしている、でも右足がなくなっている。そして倒れる
血(の熱をモニターが感知した赤い色)が広がり…でもそれは地面と同じように冷えていく
赤い熱の色が、地面の緑の色とおんなじになる
 
今でもこうして目をつぶれば、僕にはコンピュータスクリーンの小さなピクセルの一つ一つが今でも見える
彼らが実際に殺害すべきタリバンのメンバーだったのかはいまも分からない

(略)
退任するときに司令官が彼に紙を渡したんですって。「お疲れさん、よくやった」と。
そこにですね
「あなたが関係した作戦で殺害された人数は1626人」って書いてあった。


そして2024年現在、ロシア-ウクライナ戦争でもイスラエルのガザ侵略でも、ドローンの存在感はすさまじい。操作者は雪と泥、あるいは砂塵の戦場にやはり出向いているのか、冷暖房のある遠隔操作ルームにいるのかは知らないが・・・・・・





これに比べたら「遠隔操作で土木工事を」とかは、遥かに素晴らしいことで、
どんどん進歩発展してほしいとそれを寿ぐのだけど、実際の話としてどこまでリアルの現場は進んでいるのかな?

漫画をもとに、そういう現実社会にも気になることが生まれるというのは、それもまた優れた漫画の条件なのだろう。

ちなみに解体屋ゲンが80巻まで、あるいは、同じ作画者のどんぶり漫画とかがいま電書バトでセール中(5日までだって)