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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ダバディーブログApril 08, 2005「ご挨拶への返事」への返事。

http://dabadie.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_8aa7.html
取り遅れて申し訳ありません。こちらのほうに所感を。

 >あなたはK-1を愛している見たい(引用ママ)ので激怒してかなり感情的かねて挑発的にTBをしましたが、私はもうすでにこのコラムの討論を沢山の方々と開始しましたので、その背景をちょっと書きましょう。まずもちろん私のK-1に対する見方が進化しつつあって、固定観念ステレオタイプのかたまりではありません。


見方が進化されていらっしゃるのは、まさに慶賀の至りです。
でも逆に言うならば、貴方がニューズウィーク誌05、4.6号に掲載したコラムは進化する前の論考であって

長い研究の結論ではなくて、直感でいわゆる素人こそが感じた「戸惑い」として読んでいただければと思います。完全なる客観的な記事にしたかったのですが、それはコラムを書いている以上に雑誌のポリシーもあって、少しでも偏らないといけないのはプレスの現実です。

であるのでしたら、取りあえず、「進化」前のこの文章に対しては批判が出るのは自然ではありませんか。
そして、そちらの見方が進化をお遂げになったのなら、逆に05,4,6号に掲載された進化前の旧フローラン・ダバディー氏への批判は、出来ることなら、他人の手を煩わせることなく「進化したフローラン氏」が行っていただきたい。


それから、あとひとつは納得。「雑誌(この場合はニューズウィーク)のポリシー」というものが結果的に、ああいう文章にさせる要因だった、というのはありえる話です。

NW誌日本版は、ろくな知識や多面的な分析、取材なしに、高みから日本やなど他の諸国を一方的に導き、指導するという形式の編集方針を極めて感じますし、とくにコラムニストの文章は悪質なものが多い、と思います。これは、日本人スタッフの責任でもあるでしょう。
(もちろん、本国アメリカを中心とした報道は極めて優れているし、表層的であっても全世界的な報道に触れることが出来る、1コマ漫画は秀逸であるなど、良い点もたくさんあります)


コラムを書いている以上に雑誌のポリシーもあって、少しでも偏らないといけない」という、率直な貴方の内部告発は、非常にメディア・リテラシーに益するものだと感謝したい。今後、各界でニューズウィーク誌が論じられるに当たって、多く引用されるでしょう。


あなたの激しい書き方とちがって、私はいつも包容力をベースにした討論を求めています。

求めていらっしゃったのですか。貴NWコラムから引用します。

呪われたみたいに叫ぶ観客

理解できなかった

とても気持ち悪かった。

見たときにぞっとした

その無神経な見方がちょっと心配になってくる

ふむ。

不肖・私めも包容力をベースに討論を行うつもりです。
ですから、(これは個人の自由ですが)貴方のブログには無いコメント欄も付け、第三者からの反論も含めて掲載していますし。こちらが「挑発的」「激しい書き方」で、NWのコラムを含め自分の文章は「包容力をベースにした討論を求めています」とおっしゃられるのであれば、まあ受け止め方はそれぞれだなあと感じます。

まあ、今回はそれでも少し表現を和らげたつもりですがいかがでしょうか。



今回は私みたいにK-1に現れる「身体的暴力」にスポーツ以外の何かを感じ取って、気持ちを落ち着いたままで見られない人がいるのもあなたに理解してほしいのです。


(路線を変更して)普遍性を持たない、「貴方の」「個人的好き嫌い」の範疇であると自認されるのなら、もーまったくご自由にどうぞです。最初ッから理解しまくりです。
おい、話が終わってしまうぞ。ちゃんちゃん。


結局、プロデューサーの意図、テレビ局の煽り、ビジネスの誘惑がこのスポーツを左右するのはとても感じる。それはどんなスポーツでもそうであれば、格闘技はとりわけその危険を感じます。しかしそれはコアなファンの気持ちではないということももちろん理解できます。

K-1などがこれらの問題を抱え、また統一コミッションの不在など競技面で他スポーツより大幅に遅れていることは、格闘技ファンの間での共通認識です。しかし、貴方がコラム中でヨーロッパを引き合いに出し「知識人と女性の大多数が、スポーツの枠の中であってもあらゆる暴力に反対しているから」「はやらない」とした格闘技には、競技としての枠組みをある程度備えたボクシングを含めていらっしゃいます。


・・・というより、「殴打の音」、「骨の音」、「殴りあい」は、プロデューサーやテレビ局の圧力の有無とは別に本質的に存在するので、無くならないはずです。こういう格闘技の本質を問題視していらっしゃる以上、あまり付随的な問題は関係ないと思いますが。
さらにまた、日本において競技的な側面を確立しようとしている総合格闘技修斗」まで話を広げたいところですが、それはまた機会があれば。


ところで、これは全くの余談ながらお聞きしたいのですが、K-1と関係している(いた)TV局は撤退した日本テレビのほか、「フジテレビ」と「TBS」ですが、やはりフジテレビやTBSがK-1をゆがめていると思いますか?また、フジとTBS、どっちが悪質だと思いますか?

一つ、あなたが私に押し付けられている「性差別」の言葉は許しません。僕はその性差別とあらゆる差別の廃止のために人生を通じて戦っていて、国連やUNICEFの講演会や本などで戦っている私の背景にあなたこそが無知です。そして私の文章を意図的そういう風に解釈させることも、主観的かねて単なる挑発に感じます

まったく意味、次元の違う話を混同されてませんか。
貴方が国連などの講演会や著書で、「あらゆる差別の廃止のために人生を通じて戦って」いらっしゃると。それは大変に価値あることで応援いたします。

ですが、それらの活動は

「本来、男性に野蛮な動物的本能があるとしたら、女性はふつう暴力や殴り合いが嫌いで、子供や人間を守る使命を本能的に感じているはず」


と、ニューズウィーク誌上で、「格闘技に対する反応は、男性・女性の間で生物学的に持っている差異(本能?)によって違っているのが自然である」とし、その「本能論」「生物学的な差異」ということを前提にした上で、実際に格闘技を見ている女性に対して・・・

「女性のエッセンスに反している気がする。そして、その無神経な見方がちょっと心配になってくる」


と批判、中傷されているという点には、1ミリほども影響を与えないのですが。


えーと、氏はこうもおっしゃっておられますね。

「女性はこういうスポーツを見に行かないし、それに夢中な男性に知性のなさや単純すぎる野蛮性を感じるから、ほとんど付き合わない」(同コラム2段目、23-26行)

「日本の一部の女性が好きなのは『K-1選手のマッチョな体』だとよく聞くのだが、男性の筋肉や強さに憧れているだけなら理解できる」

(同コラム2段目、26-29行。ダバ氏によれば、こっち↑は理解できるけれど、その戦い自体に興味を持つ女性は、本来のエッセンスに反し、無神経さが心配だ、とつながるんだそうです)


本能論に戻るとムッシュダバディー、あなたが国際連合で講演しようと国民戦線(FN)で講演しようと、このNWでの文章とは関係ないのです。貴方は、格闘技への反応は、男女で本能に由来して差異を持つということを、別の説得力ある資料で証明するなり再論すればいい。



私自身の個人的提案としては、あなた自身の好き嫌いについては変える必要など全く無いのですけど、この男女の生物学的差に基づく本能論と、それに基づいた「好きな女性は、女性のエッセンスに反している気がする。そして、その無神経な見方がちょっと心配」という主張は、公式に撤回されたほうがよろしくありませんか。本来なら同じ雑誌の誌面で撤回したほうがいいのですが、ブログ上でも結構です。


もちろん、そうするか否かは自由ではありますが、(もし説得的なデータの提示無しに)撤回などがなされないのであれば、上の当方指摘などを読み熟慮した結果、あなたはそれでもこの見解と、それが科学的な見方であるという主張を維持し続けているのだなあ、と個人的には思わせていただきます。


ただ、その場合
>「性差別」の言葉は許しません
と、貴方が「許さなく」ても、変える必要を感じないでしょうね。


ある人の、いい言葉を引用しましょう。

人間が誰でも一緒だと思うし、人種の違いがそれほどないと思っています。文化とアイデンティティの違いはもちろん存在するし、守るべきですが、人間の間の相違と国境、肌の色などのあらゆる「壁」を作るのはナンセンスだと思う。それこそ科学的に違い人種の人の遺伝と染色体がどれぐらい「違う」というのは判明されていないのですし、ひょっとすれば全部は偏見と先入観です。

「人種」を「性」に置き換えて読んでも、示唆的です。
(もちろん、この「差異がない」という主張が現在イデオロギー化し、実際の実証的研究や発言を規制される風潮がある、という指摘もなされています。私はそういう過激なポリコレは反対であり、ダバ氏の「女性は本能的に、格闘技を好まない。好む例外的女性は、女性本来のエッセンスに反する」という主張が科学的証明、議論に足る科学的根拠を持って出されるのならそれはそれで、それを基に議論しましょう)、




以上、皆様にお楽しみいただきましたフローラン・ダバディーさんへの当方の意見は、基本的に言い尽くしたと思います。
スター・ウォーズ」新作公開前のいそがしい中、お付き合いいただきましたダバディーさま、またTBやコメント、閲覧いただいた皆様、ありがとうございました。


おっ、ちょうどこれもスターウォーズと同様に三部作だ。
イウォークの踊りで終了。(それは旧シリーズ!)