角川書店元社長の角川春樹氏(63)が7日、プロデューサーを務める映画「男たちの大和 YAMATO」(12月公開、佐藤純弥監督)の主な出演者を都内で発表した。反町隆史(31)中村獅童(32)がダブル主演する。角川氏は麻薬取締法違反で懲役4年の判決を受け、この日で刑期を終えた。「やっと伸び伸びやれる」と気勢を上げた
映画の内容とか、主演俳優なんかはどーでもいい。「プロデューサー・角川春樹」こそがこのニュースの焦点だ。あんな社会的犯罪を起こし、世間の指弾を浴びた人間が復活するとは・・・
ん?麻薬ぐらいで厳しすぎるって?
違うよ、社会的犯罪って「REX」の監督したことだよ(笑)!!
と、冗談はさておき、角川春樹はその犯罪と課とは別に、大角川書店を離れ個人事務所で本を出す中小企業のオヤジだ。
しかし、それでもプロデューサーとなって15億円もの金を動かす立場になる。
もともとアメリカでも、映画プロデューサーなんて詐欺師と紙一重で、映画がこけたら責任や損害をうやむやにして雲隠れ、しかしいつの間にかしれっとして新作企画に・・・という人が多いし、またそういう人が時に超大ヒットを飛ばすもののようだ(洋泉社「底抜け超大作」参照)。
角川氏も何だかんだいって、映画業界に乗り出して、相乗効果で消えていこうとした横溝正史をリバイバルさせ、森村誠一を大ベストセラー作家に押し上げた人だからな。まだ名前に神通力があってもおかしくないが・・・
「かつてのカリスマ」の「プロデュース」が成功するか。
もちろん、3/26の格闘技イベント「HERO's」とは別の話だが。