http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120612/p1 から続く。
https://twitter.com/minorikitahara/status/209582494440370176
北原みのり;@minorikitahara
「ナンシー関が男だったら結婚できたし、健康管理もして長生きしただろう」みたいなこともとも書いてあるけど。なんだかな。 私、ナンシー関が異性愛男性だったら、あんな「規格外」の視線コラムは書けなかったと思うな。この世の規格外の女を自覚した俯瞰が、描いた世界だと思ってた。
北原氏といえば、最近評判になった
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このツイートの「・・・と書いてある」というのは
青森から上京してきた18歳の予備校生は、どのようにして、消しゴム版画家にして名コラムニストとなったのか。他の追随を許さない鋭い批評眼は、いかにして生まれたのか。なぜ、魅力的で非凡な文章を書き続けることができたのか。ナンシーを知る人たちへのインタビューとともに、彼女自身の文章に垣間見えるいくつもの物語を紐解きながら、稀代のコラムニストの生涯に迫る。
- 作者: 横田増生
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の著者がその本に関し、週刊朝日掲載のインタビュー記事で語ったものについてのよう。
ちなみにこの本は
http://d.hatena.ne.jp/sakurakanade/20120611/1339415363
で紹介されている。
で、同氏が反応した記事、発言が一面的なものだったのかもしれないけど、それへの反応が『ナンシー関が異性愛男性だったら、あんな「規格外」の視線コラムは書けなかった』というのもよく分からないですね。
というか『異性愛男性』『同性愛男性』『異性愛女性』『同性愛女性』『異性愛・同性愛各分野にまたがる人』に関して、それぞれの体験談とかならともかく、それ以外で・・・特にテレビ批評、タレント批評の分野で、上の区分けに際して「・・・では書けない文章」ってあるのかしら。理由については詳しくは述べられていないので、自分も「そんなことはないと思うんですけどね」とだけ書いておきます。
というより、ナンシー関のコラムは実際に存在したナンシー関以外の誰もが書けないと思うので(今井舞?へっ。(鼻で笑う))、「もしナンシー関が(実際と違う)XXだったら、あのコラムは書けなかった」という命題についてはどれもが正になるという気がします。
彼女は無法松民俗学者・大月隆寛氏に対し「アントニオ猪木をけなしたら、私本気で怒りますよ」と脅しを入れたぐらいの猪木信者だったが、もしこれがジャイアント馬場信者、前田日明信者、あるいはラッシャー木村信者だったらやっぱりあのコラムは・・・書けなかったと思うな(笑)。
つまり「彼女が異性愛男性ならあのコラムは書けなかった」というのも、たぶんそれと同じレベルでは正しいちゅーことです。
ナンシー関の、未収録原稿を集めた単行本も発売中
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発売に関するツイートを集めたtogetter
http://togetter.com/li/314990
ナンシー関のコラム集といえばタイトルの「何」しばりがあったのだから、最後の?この本は例えば「何でもかんでも」とかにして欲しかったな(笑)
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「ナンシー関論」の走り、北田暁大氏
若者たちはなぜ右傾化するのか。皮肉屋の彼らはなぜ純愛にハマるのか。70年代初頭にまで遡り、アイロニカルな感性の変容の過程を追いながら、奇妙な「ナショナリズム」の正体をさぐる。あさま山荘事件から、窪塚洋介、2ちゃんねるまで。多様な現象・言説の分析を通し、「皮肉な共同体」とベタな愛国心が結託する機制を鋭く読み解く。気鋭の論客、渾身の書き下ろし。
- 作者: 北田暁大
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この本の中にナンシー関論もあったと記憶している。この機会に再読したいが、実家においてあるのかな・・・
北田暁大氏は、知る人ぞ知るはてな村民id:gyodaikt氏でもあるのだが、残念ながらブログ
http://d.hatena.ne.jp/gyodaikt/
は完全に講座資料配布用の場所になってしまった。
ナンシー関没10年に際し、氏の感慨、感想をぜひどこかで読んでみたいものなのだが。
グーグルにて『北田暁大 ナンシー関』で検索し、ちょっとリンクを張ってみました。
http://www.kt.rim.or.jp/~r_kiyose/review/rv0507.htm
http://www.myspace.com/kaerutobi/blog/436137562
http://d.hatena.ne.jp/frivolousman/20120408/1333876822
http://jiyuu-gennsou.at.webry.info/200812/article_1.html
http://www.flowerwild.net/2008/02/2008-02-06_174021.php
この本で紹介され、一躍有名になったのが・・・
ナンシー関がもし「ナンシー関死す」をコラムにしたら(作:2ちゃんねらー)
そんなわけで、急死である。いきなり誰のことかと思えば、なんと私だ。いやー、参ったね。まさか自分が死ぬことになろうとは。
それにしても、これほど意外でありながら必然性を兼ね備える急死が他にあろうか。
私の急死にはツッコミどころが多過ぎる。その9割5分はデブ関係だが。
思えば年末進行の最中に思い切りリンパを腫らした。あれは私のニブい体が、最後に発したSOSだったのかもしれない。
見た目に目立つようなこともなかったし、ついつい軽視してしまったのがいけない。
元々輪郭なんてあってないような顔立ちだったもんな。いや、私のことだが。
やり残したことなんて、そもそも余力が全力だった私にとってあると言えばいくらでもあるが、ないと言ってしまえば1個もないのだ。
週に何度も、私はオチを考えて生きて来た。これはもちろん書き物の中での話だが、森繁より先に逝ってしまうことをもって、私の人生のオチとしたい。
先に逝くことが勝ちなのか負けなのかはおいといて。
http://d.hatena.ne.jp/frivolousman/20120408/1333875016
繰り返すが、北田氏はこの”弔辞”を、「嗤う日本のナショナリズム」という本で紹介、分析している。