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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

昭和天皇をイッセー尾形が演じる(ロシア映画)

えーと産経新聞の2/12が詳しく報じていたんだが、今は見つからない。
けっこうはまり役ではあると思うが、「昭和天皇を演じる」という点では、タモリを忘れちゃいけません。彼は多くのパーティーで、「君が代」が合唱されるとご降臨し(笑)、「まだXXXXには渡さぬ、絶対渡さぬ」などと力説、会場は爆笑また爆笑に包まれた・・・・とは、筒井康隆「腹立半分日記」にある。

この本を読んで「だから「タモリはたけしより毒がある」」とお笑いに無知丸出しの褒め方をしていたのが例によって佐高信氏なのだが(苦笑)、「天皇」が小さな小屋で笑いを呼ぶネタにされているのは別にタモリだけじゃないって。私が10年ほど前に寄席「鈴本」へ言ったときも「林家つん平」という前座落語家が、全編今上天皇と、”先代”のマネで持たしたんだから。タモリは当時「パラリンピックの表彰式」というネタもやってたがな。それも褒めるのかね。

それは置いとくとしても、昭和天皇の独特の所作や言い回しは、たぶんロシアなどから見たらどうでもいいことになるだろうから、そういう部分で日本人が見て面白くはないだろうね。


水木しげるが漫画に描く(「河童の三平」「猫楠」などの一場面に)昭和天皇は、なぜかその雰囲気が動かない絵なのにびんびん伝わるんだよなあ。ロシアの高尚な芸術映画(らしい)より、あのワールドの住民になるのが、むしろふさわしいのかも知れない。