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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

高島俊男「お言葉ですが・・・・」最新刊発売

いま、はまぞうが使えないや。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/66/75/4163667504.shtml

芭蕉のガールフレンド
お言葉ですが… 9 高島 俊男    

■内容紹介■
手紙の作法にうるさい日本人、しかし意外にも男が女に呼びかける言葉は乏しい。芭蕉はどうやったのか? 言葉をめぐる面白話満載



日本語には男が未婚の女性に呼びかける言葉が極めて少ない。「あなた」でもないし「君」でも困る、なんてことがよくあります。芥川龍之介は8歳下の恋人に「文ちゃん」と手紙では呼びかけていますが、彼女を嫁さんにしたとたん「お前」に変わったそうです。もう少し時を遡って、では芭蕉はどうだったのでしょう。芭蕉にも、実はガールフレンドがおりました。その人、智月尼は歳が10も上だったのですが……というお話をはじめ、言葉に関する面白エッセイが満載です。(TY)

この人が「本が好き、悪口言うのはもっと好き」で広く世に出てから、旧著を遡って読むことも含めておっかけてきた。が、2003-2004年は週刊文春自体の記事がパワー不足だったこともあって、読み逃したコラムが多かったらしい。
そういう点で個人的に内容が新鮮だったほか、コラムが2週、前後編に渡るものが多く、その分論旨を幅広く展開できることから、9冊出版された同シリーズの中でも白眉の出来になったような気がする。

また、今回は個々のトピックに対し、小生が昔から考えていたことが多く、いくらでも話を展開できる。
しばらく「お言葉ですが・・・」を話題にした話がこのブログでは続くと思う。
題して「おことば祭り」(笑)。

というわけで後日。