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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

藤子不二雄A氏(アビコ氏)の極真離脱の理由

http://d.hatena.ne.jp/hyon-hyoro/
の7/21付でもウケていたが、つのだじろうが「空手バカ一代」を手がける際、極真空手藤子不二雄Aとともに、大山総裁直々に教わったものの、クソマジメなつのだは続けたのに藤子はすぐやめた・・・という話をリンク込みでこの前紹介した。

2ヶ月で「海外旅行に行く」事を理由にトンズラした我孫子氏。その時の言葉がまさにアビコイズムが滲み出るイイ言葉なので引用しますよ。

「おれ、田舎に帰ったんだよ。おれの実家はお寺だろう。 いまの住職が、合気道をやっていてね。俺も極真空手をやっているんだ…と云ったら、どのくらいの腕か、試合 をしようか?と云われ、受けて立ったんだが、イチコロでやられた。空手より合気道の方が強いから、おれ稽古に行くの、辞めるわ!」

アビコ理論炸裂。なんか実際の顔より、怪奇短編とかまんが道(あすなろ編)あたりのササクレ立ったタッチの絵が浮かんできますよ

いやところが、藤子Aセンセ、自分のエッセイ「二人で少年漫画ばかりかいてきた」(文春文庫、絶版)では、この極真離脱の真相を、こう暴露している。

果たしてそれは?顔面を殴れないことに不満で一流一派を立てたかったのか、プロレスラーとの他流試合に臨むため涙を呑んで破門されたのか。

大山総裁の指導を得て、順調に上達し、体力もめきめきついた。
肩こりや頭痛などの体調不良もふっとび、とても楽しかった。
しかし、爽快な気分で机に向かい考えても、さあアイデアが出てこない。

なぜかと考えたところ、どうも漫画家というのは不健康で不健全な
生活をする、そのどんよりとした頭脳の中から奇妙な発想が生まれる
ので、あまり肉体的に健全だと常識的な発想しか出てこない。
そのため、涙を呑んで健康的な生活になってしまう空手はあきらめたのだ・・・
(大意)

い・・・いわれてみれば!!・・・ってホントかよ(笑)
でも、同氏は実は、たしかにこのテーマで「笑うせェるすまん」を一本描いている。
あれは実体験で、その裏にはマス大山と百太郎がいたという次第。