INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

DREAMはカードが決まるわ、(元?)スポンサーの社長令嬢の縁談が決まるわ、いいことづくめですな

山本優希“でき婚”獣拳戦隊の三浦力と!
 
 モデル山本優希(23)が3日、俳優三浦力(26)とのできちゃった婚を自身のブログで発表した。現在、妊娠4カ月が伝えられている。「私、山本優希三浦力さんと結婚することになりました。私のおなかの中には新しい命も授かっております」と報告し「家族3人で明るい家庭を築きたい」としている。山本はパチンコ機器卸会社「フィールズ」会長を父に持つセレブモデルとして人気。三浦は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のゲキバイオレット役で知られる。

いまや戦隊には「バイオレット」なんて色が登場しているのだなぁ。最初に「ブラック」が入ったときも驚いた(バイオマン ←と書いたが違った。コメント欄参照)が、歴史は動いてるのだなぁ。
しかし、まぁめでたい話でゲスな。
ねえこんち旦那。いよっ、憎いよ色男!!
つきましては、どーんとハデにお祝いしましょうお祝い。格闘技界も総力を挙げてお祝いいたしますよ。何しろ常日頃お世話になっている旦那様ですからね。、こうなりゃ火の中、水の中ですよ。
というか、年末のおおみそか、Dynamite!はフィールズ社長のかわいらしいお嬢様と、頼もしい娘婿どののために準備してましたんでね。
 
つきましては、ほんの20億円ばかり用立てていただけたらと…。


と、いうような戯文を書いていますが、実際のところ「京楽」もお偉いさんが結婚したのとハッスルのスポンサーを撤退するのと同時期だったんだよな(笑)


カードの話は、さらに次々と決まっていく明日やあさってにでも語りましょうかね。

「格闘技三国志」三国鼎立のために・・・パンクラスvs修斗対抗戦大爆発。

【教訓】私はよくここで、大多数には伝わらないことを前提にして「銀英伝」や「三国志」の小ネタにものごとをたとえることが多いのだが、けっこう当事者に意味が通じてしまい、それはそれで困るという。


それは
とも
かく。

「次の次の大会」があんまり早く話題になると、けっこう「次の大会」が埋没してしまいかねないというパターンがあるのですが、今回は試合内容で10月の「KITAOKA vs HIRONAKA」に負けないものを魅せてくれました。

砂辺、鳥生が120点の勝利。

砂辺光久vs田原しんぺー、いまでもパンクラスIsm以上にパンクラスっぽい雰囲気をかもし出す砂辺と、修斗ランバー・ソムデートに最後まで食い下がった男の試合が、実に熱かった。
砂辺はもともとこの階級では驚くほど手足が長く、今回もそれを有効に使って、ほんの少しだけ距離を優位に支配、いい感じで闘ったのだけれども、田原選手はそのリーチの差をもものともしない、時折轟音が聞こえるようなパンチやローを披露。最後の一秒まで、まったく気が抜けない試合展開でした。しかも、1Rの最後では寝技では一枚上か?というところも見せたし。
しかし3R。またそのグラウンドの機会が生まれ、一度田原が上を取ったときに
「うわ!やばい」と。
しかし砂辺がそこから上を取り返す。
「よしここで一気に離れろ!そうすればあと数十秒、逃げれば逃げ切れる」
とこちらはちょっと安心。
でも砂辺は、見ているこっちよりも志が高かった!
そこから離れず、田原が下から三角で攻めようとするところでまずはそれを受け止めると・・・ランペイジvsアローナばりのパワーボム!!2Rの最後にドロップキックを放つなど、プロレス的なにおいを漂わせる砂辺らしい、すっくりした決着となりました。
敗れた田原も、見事な戦いの中で散っていき、本当の意味で戦いを修めた、そんな試合でした。

鳥生がハイキックKO勝利。今回は修斗勢に2勝したが・・・

鳥生将大。
もともとレスリングと空手をみっちりやりこんだ上でパンクラスに入門し、大いに期待されたときには、こういうふうな勝利をどんどん重ねていくものだと信じられていたのだが…(笑)…
そこから先は「パンクラスIsmじゃなくパンクラス・イズル(※竹内出のように地味、との意)」と言われるような試合っぷりが続きました。俺が言うんだけどな。
今回も正直、1、2Rはそんな展開でしたよ。「まあ対修斗だし試練の三番勝負だし、勝つことが最優先でも今回はしょうがないか」と思ってました。だが3ラウンドに、はじめてかしら?のカラテ・ハイキックで失神KOを奪っての勝利でした。
すごかった・・・
けど、正直まぐれくさかった(笑)。
実際ここで勝って行くと、SRCから呼ばれることも在り得る。三番勝負、残り2試合が重要になるかも。

川村亮の敗戦

試合前の流れで「お互いに尊敬している」「熱い試合をしましょう、殴り合おう」となって…川村が圧倒的に序盤は優勢だったが、日本有数の「逆転ファイター」である桜木裕司が、逆転の一発をぶちかましアップセット・・・という流れ事態は分かりやすいし、盛り上がりには貢献したかもしれない。川村にはベルトという「もう一回券」があるし、桜木も異存が無いようなので
タイトルマッチで借りを返せばいい。だが・・・

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20100905#1283685334

川村は単なるポカではなく重症。これまでの伸び悩みの原因が出てしまった。打ち合いに応じなければ勝てたかもしれないが、打ち合ってなおかつ勝たなければいけない試合だったはず。

公武堂TVで、ヴォルク・タマへの挑戦者を募集


この前、5日の試合で華麗な足関節で勝利したヴォルク・タマ!!
まさにその脅威は、暴風雨のごとし・・・
だが・・・プロモーターたちが陰謀を仕掛けた!!
イカン、このままでは有望な選手たちがやつに壊される!!」
「先手をとって、やつをつぶすしかないか・・・」
「し、しかし、もはや名古屋にはやつの相手はおらん!」
「いや・・・広く世界には、やつを潰せる男がいるはず!!!たんまりボーナスを弾めば・・・クククク!!」
そして、全世界に告知がバラまかれた!!
(※一部、梶原一騎が入ってます)
http://www.stickam.jp/profile/koubudotv

公武堂ファイトでヴォルク・タマと試合したい』係り郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、戦績、ヴォルク・タマへのメッセージを記入の上、メールにてご応募ください。koubudotv@nex-sports.comまで♪書類選考の上ご連絡いたします

世論調査の問題の指摘はいいんだが、ネットアンケートと五分で比較するのはマジやめてください


これ、今週の週刊ポストなんだけどね。上杉隆氏の寄稿。
世論調査って、いろいろと問題点は多いのよ。
さまざまなバイアスなどもかかるのよ。
政治家は時には世論調査を無視して自分の信念や政見を貫くことも必要なのよ。
それ一つ一つは正論なのよ。
ただ、そこで「ネットアンケートではXXという、反対の結果が出ている」と言う必要がない・・・というか、それって筋が悪すぎるのよ。
http://twilog.org/gryphonjapan/date-100906/asc

@kamematsu 現在の世論調査が、固定電話の利用率などさまざまな問題を含んでいることは全く正しいのだけど「ネットアンケートの数字はこんなに違う!」とかいうのは「現代医学は万能ではない。だからホメオパシーも在り得る」とかいう主張と同じレベルです
 
「進化論はさまざまな疑問点がある。だから『創造説(インテリジェント・デザイン説)』と、一緒に教科書に載せて、ならべて論じよう」という主張のほうが、より似ているか>マスコミ世論調査とネットアンケート

このへんの、他の方も巻き込んでのやり取りはトゥゲッターでまとめると面白いんだろうけど、大変なので略。
 
それに、
もう、以前書いてたからこれらに付け加えることもないわ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081112#p5
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100213#p4
外部リンクをさらに加えておきます
http://obiekt.seesaa.net/article/109641528.html

世論調査が持つ問題点や不十分さはそれ自体で認識する必要があるのに、「ネット調査と結果は反対だ!」なんてのは逆効果

なのだ。
そこですまんです。ほんとはもっとたくさん紹介したいし、このブログでもこれまで何度も紹介したんだけど、厳選4冊!

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

世論調査と政治――数字はどこまで信用できるのか (講談社+α新書)

世論調査と政治――数字はどこまで信用できるのか (講談社+α新書)

世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)

世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)

僕は統計とか、それの元になるスーガクとかにまったく詳しいわけじゃありませんし、好きでもありません。ただ、このジャンルの読書がすきなのは
「・・・というやり方で・・・という質問項目を作り、調査しました。その結果は・・・です。さーて、この調査にはどんなバイアスがかかっていますか?どう数字は実際と違ってきますか?」
というのは、「おもしろ科学クイーズ」のように、素人にも興味深いし、「ひとつ考えてみるか」と知的好奇心を刺激されるからです。
それを「記者クラブメディアが、陰謀をめぐらしているから」で思考停止するんじゃあ、芸が無いというか、勿体ないじゃないですか。

海外で夢枕獏は『神々の山嶺』著者としてが一番有名(かな?)格闘技は…

夢枕獏神々の山嶺』は海外でどれくらい知られているのか?
http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20100831/1283246481

というエントリによると

『世界の名峰 グレートサミッツへの招待「人はなぜ山に魅せられるのか」』という番組を観ました。

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(下) (集英社文庫)

神々の山嶺(下) (集英社文庫)

が、「山の文学」の一冊として取り上げられていたのですが(夢枕獏自身も出演)、そこに出演していたアルピニストの谷口けいさんが、海外で欧米のアルピニストに会うと、もう頻繁に、「お前、アレ知っているか」「羽生丈二知っているか」と聞かれる、と語られていました

なぜか?

それは、漫画版『神々の山嶺』が、中国や韓国はもとより、欧州各国語版で出版されて、よく読まれているからです。

神々の山嶺 1 (集英社文庫(コミック版))

神々の山嶺 1 (集英社文庫(コミック版))

ふむう。気になる
と、いうのは−−−−あたくしが格闘技情報の海外発信を始めたころ、ユメマクラ・バクという人が、マーシャルアーツ・フィクションという領域の中で、本当にグレートで、影響力があるということを説明するために工夫が要ったからだ。
BAKIという漫画があるのは皆さんも知っていると思うが、そのバキを書いたイタガキケースケという漫画家は「レジェンド・オブ・ハングリー・ウルブズ」というマーシャルアーツの漫画も書いている。この原作を書いた小説家がバクだ」とね。
ただ「バキなら知っているだろう」という前提は某ジョシュ・バーネットをサンプルにしたもので、一般性があるかは未だに不明(笑)。いや、彼はのちに、菊地秀行のサインをもらって大喜びだったからね。(あるインタビューでは、ジョシュがそのサインをきっかけにキクチ・ヒデユキの凄さを長々語ったが、おしくも大幅カットされた。まぁ格闘技雑誌だから当然(笑))


おっと、思いついて、夢枕獏公式ブログを「語版」という言葉で検索してみました。
http://www.yumemakurabaku.com/search?q=%B8%EC%C8%C7
やはり、「神々の山嶺」がダントツのようですが、他の作品もいろいろ翻訳はあるようですね。「大帝の剣」は確かに受けそうだ。「陰陽師」も受けるかも。


あと「キマイラ」は香港など、アジアではかなり人気があるとも聞いたことがあるが分からない。キマイラシリーズの影響がある「孔雀王」も香港映画になったし。


ただ「神々の山嶺」が欧州で受けるのは、谷口ジロー人気というか、完全に確立したステータスもあるみたいですね。欧州は日本漫画もそれなりに人気だけど漫画を受容する際に「アート」と受け取りやすい環境があり、その基準ではやはり谷口氏が受け入れやすかったと。
夏目房之介氏が書いていたんだが、かれのタイムスリップSF「遥かな町へ」も評価が高いという。
谷口ジロー遥かな町へ」 独の漫画賞ダブル受賞
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2008/06/post-4b08.html

そういう点では「餓狼伝」は谷口ジロー版もあるんだから、ちょっと突破口があると思うんだがなぁ。

餓狼伝 (MF文庫)

餓狼伝 (MF文庫)

ぼくとしては「空手道ビジネスマンクラス練馬支部」が東洋の武術・カラテをテーマとし、しかも訴えている内容は世界に普遍的なものなので、いったん実力ある漫画家に漫画化してもらい、それを翻訳してもらえればなぁ、と思う。

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (講談社文庫)

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (講談社文庫)

【追記】2006年とかに、自分がちょっと今回とかぶる内容で書いてたよ。菊池ひどゆきの海外展開情報リンクもあった。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061216#p2
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080416#p3