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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

海外で夢枕獏は『神々の山嶺』著者としてが一番有名(かな?)格闘技は…

夢枕獏神々の山嶺』は海外でどれくらい知られているのか?
http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20100831/1283246481

というエントリによると

『世界の名峰 グレートサミッツへの招待「人はなぜ山に魅せられるのか」』という番組を観ました。

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(下) (集英社文庫)

神々の山嶺(下) (集英社文庫)

が、「山の文学」の一冊として取り上げられていたのですが(夢枕獏自身も出演)、そこに出演していたアルピニストの谷口けいさんが、海外で欧米のアルピニストに会うと、もう頻繁に、「お前、アレ知っているか」「羽生丈二知っているか」と聞かれる、と語られていました

なぜか?

それは、漫画版『神々の山嶺』が、中国や韓国はもとより、欧州各国語版で出版されて、よく読まれているからです。

神々の山嶺 1 (集英社文庫(コミック版))

神々の山嶺 1 (集英社文庫(コミック版))

ふむう。気になる
と、いうのは−−−−あたくしが格闘技情報の海外発信を始めたころ、ユメマクラ・バクという人が、マーシャルアーツ・フィクションという領域の中で、本当にグレートで、影響力があるということを説明するために工夫が要ったからだ。
BAKIという漫画があるのは皆さんも知っていると思うが、そのバキを書いたイタガキケースケという漫画家は「レジェンド・オブ・ハングリー・ウルブズ」というマーシャルアーツの漫画も書いている。この原作を書いた小説家がバクだ」とね。
ただ「バキなら知っているだろう」という前提は某ジョシュ・バーネットをサンプルにしたもので、一般性があるかは未だに不明(笑)。いや、彼はのちに、菊地秀行のサインをもらって大喜びだったからね。(あるインタビューでは、ジョシュがそのサインをきっかけにキクチ・ヒデユキの凄さを長々語ったが、おしくも大幅カットされた。まぁ格闘技雑誌だから当然(笑))


おっと、思いついて、夢枕獏公式ブログを「語版」という言葉で検索してみました。
http://www.yumemakurabaku.com/search?q=%B8%EC%C8%C7
やはり、「神々の山嶺」がダントツのようですが、他の作品もいろいろ翻訳はあるようですね。「大帝の剣」は確かに受けそうだ。「陰陽師」も受けるかも。


あと「キマイラ」は香港など、アジアではかなり人気があるとも聞いたことがあるが分からない。キマイラシリーズの影響がある「孔雀王」も香港映画になったし。


ただ「神々の山嶺」が欧州で受けるのは、谷口ジロー人気というか、完全に確立したステータスもあるみたいですね。欧州は日本漫画もそれなりに人気だけど漫画を受容する際に「アート」と受け取りやすい環境があり、その基準ではやはり谷口氏が受け入れやすかったと。
夏目房之介氏が書いていたんだが、かれのタイムスリップSF「遥かな町へ」も評価が高いという。
谷口ジロー遥かな町へ」 独の漫画賞ダブル受賞
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2008/06/post-4b08.html

そういう点では「餓狼伝」は谷口ジロー版もあるんだから、ちょっと突破口があると思うんだがなぁ。

餓狼伝 (MF文庫)

餓狼伝 (MF文庫)

ぼくとしては「空手道ビジネスマンクラス練馬支部」が東洋の武術・カラテをテーマとし、しかも訴えている内容は世界に普遍的なものなので、いったん実力ある漫画家に漫画化してもらい、それを翻訳してもらえればなぁ、と思う。

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (講談社文庫)

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (講談社文庫)

【追記】2006年とかに、自分がちょっと今回とかぶる内容で書いてたよ。菊池ひどゆきの海外展開情報リンクもあった。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061216#p2
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080416#p3