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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

石井慧が笑っていいともで披露したエピソードを、意味無く司馬遼太郎風に語る。

石井は、一計を案じた。
「おれは、押入れに入る。お前はやつに、たずねてみよ」
そう、同じ年の仲間に言い残すと、押入れの奥に入った。


やつ


とは、石井の付き人のことである。
この時代、大学の柔道部では有望選手にはそれぞれ、付き人がいた。
雑事は、すべてこの付き人が行う。給金があるわけでもなく、その大学の後輩だというだけである。
およそ北東アジアの、持病とも言うべき、年齢による序列の構築ーーーーーー石井本人が、その息苦しさに苦しめられ続けたその体制が、付き人制度を生んでいる。
後年、石井は柔道界を、火のついた家から着の身着のままで逃げ出すように転げ出たが、この時期、まだ付き人に疑問を呈するまでにはいたっていない。


それどころか、石井は、付き人の忠誠心を試そうとした。
「こいつ、おれにどこまでついてくるか」
それが、石井の関心事だった。


かといって、自分が押入れに隠れて、その場に付き人を呼んで、同級生に石井評を質問させるという、この周到かつ執拗な行為はどうであろう。
歴史の中で、石井に、吉田秀彦らが持っていたような、ひとつの明るさが感じられないのは、本人のこういった行動原理に、なんともいえないにがみを人々が感じたからであろう。

ともあれ、同級生は、自分の役割にばかばかしさを感じつつも、たずねた。
「石井のことを、どう思うか」
付き人は押入れの石井に気づかず、答える。


「負ければ、いいのにーーーーーーー」


押入れの石井のみならず、尋ね役となった同級生も、戦慄した。

付き人は、せきを切ったように、その理由を説明した。いや、説明というより、糾弾と定義すべきであった。
それは石井の個人的行状ではなく、ものの見方、公的なふるまい、言動すべてを、迷い無く断罪した。
あまつさえ、石井の「柔道」そのものについても、駄目だしを迷い無く行い、大いに論難した。


「石井が勝つことは、石井の柔道が、正しいことになる」


付き人が石井の敗北を願うという、五輪前にはいわば、民族的裏切りを意味する行為を、迷い無く行うことができたのは、この強烈な正義に裏打ちされていた。つまるところ、付き人の主張は「石井という存在は、一個の危険思想である」ということである。
この無名の付き人は、柔道界の重鎮たちより、的確にものの本質を見抜いていた。


石井は、押入れをあけた。
その姿を見た、付き人の感想は残っていないが、おそらく天を龍が駆けるのを見るより驚いたであろう。
そして当然ながら、自分が日ごろは隠している石井評への対価としての、制裁を恐怖した。本来なら、これほど無礼なことをいえば殺されるであろう。


だが、付き人が放った言葉の刃は、石井に肉体的な負荷さえ与えていた。
石井は、そのまま数日寝込んだ。

この男、豪快なようでふしぎにそんな繊細さがある。
だが、のちに石井がとった行動は、そこからさらに飛躍していた。


なんと、柔道をやめて総合格闘家になるという、一種明治維新に類似するような、文明の総入れ替えを行った際、この付き人に、一緒に柔道をやめさせ、そのまま格闘家である石井の付き人にさせた。

まことに奇妙人というほかない。このあたりの石井の心事になると、小説の筆は本来、とどきにくい。
あえて言うなら、石井という存在は、正気のままでは幻想であり、大うそに過ぎないが、それを狂気によって維持するとき、はじめて世を動かす実体になりうるということを、自分で知ったらしい。

いやあすごいな。
何がすごいって、書いた当人ですら司馬遼太郎風にした理由がまったく分からないのがすごい(笑)
こんなの、普通に要約すれば5行で終わるがな。1時間半ぐらいかけちゃったよ。

実際の様子は、あちこちの動画投稿サイトで見られるんじゃないでしょうか、たぶん。


ちなみに文章表現は、たまたま手元にあった

に多く依拠しています。


ま、そういうわけで、自分は押入れに隠れて、普段親しい人のホンネを聞こうというのはあまりいい趣味ではありませんし、双方が不幸になります。
藤子・F・不二雄の「テレパ椎」という短編を読んでいればよかったのにね(笑)

山本KIDのK-1参戦と、ムエタイスタイル。果たして復活なるのか?

「韓国ムエタイ王者との対戦」というのが微妙に怪しくてよろしい(笑)。
それはそれでいいと思う。川尻達也vs魔裟斗より勝負論はあるくらいだと思います。

それはいいんだけど、KIDがムエタイスタイルを学ぶという、復帰前の報道の中で残念だったのはランバー・ソムデートに教えを請うという企画があり、その後も継続して学びたい、という話があったこと。
何が残念かというと、ランバーとKIDは将来、軽量級世界一をかけての対戦こそがふさわしいと思ったから。
練習相手との対戦を、双方がその後避けるようになるパターンもままあるので、この二人はあまり接点を持ってほしくなかったなあ、と思いました。

ジョー・ウォーレンは「高校レスリング全米最多テイクダウン記録」保持者だった

http://sports.goo.ne.jp/kakutogi/20090612-1-1.html

…決戦前は試合のブランクや右膝のケガの回復具合も心配されたが、誰もがKIDの快勝を信じて疑わなかった。というのもウォーレンはレスリングの元世界王者ながら、肝心のMMAはこの日が2戦め。KIDが得意の打撃戦に持ち込めば、打撃に慣れていないウォーレンは途中で戦意喪失すると予想されていたからだ。

だったら、なぜアップセットは起こったのか。それはウォーレンが差し合いからのテイクダウンというレスリングで培った自分の土俵にKIDを引きずり込んだからだろう。上半身だけで闘うグレコローマンスタイル出身のウォーレンにとって、四つの攻防はお手の物だった。

■“先祖返り”するウォーレンに見出した総合の原点。

2カ月前の話だ。MMAデビュー戦で勝った翌日、ウォーレンは筆者にKID戦での快挙を暗示するかのような発言を残している。

「かつて私は52試合で480という最多テイクダウンの全米高校記録を樹立した。これからはMMAのテイクダウンの価値を変えてみせる」


内容はともかく、テイクダウンの数が丹念に記録され、残されているレスリングの、いや「競技」の底力というのをちょっと感じた。

本日、北岡悟凱旋興行放送(スカイA)

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

パンクラス】 本日 6.7 「北岡悟凱旋興行」放送(スカイ A ) < Gryphon
http://www.sky-a.co.jp/prgsports/martialarts.html?i=p35&m=0
#156
◆2009/6/7 N.B.T開催(準決勝)・K.O.P.T
 フライ級 ディファ有明
砂辺光久×江泉卓哉、他】
6/19(金) 21:15〜23:15
6/22(月) 23:00〜25:00   
6/26(金) 23:00〜25:00

「宇宙線と太陽と雲と温暖化」最新情報

下のコメント欄で水道橋博士や「異常な鼎談」が話題になったが、かつての「博士も知らないニッポンのウラ」で評判をとった、いわゆる「人為的温暖化懐疑論」の中で、何人かの論者が
「温暖化するしないは、雲の多さに由来する。そして雲は地球に降り注ぐ宇宙線の量に、降り注ぐ宇宙線の量は太陽活動に由来しているんです−−−」てな説をきいて、私はそんな話を聞いたことがなかったので何度かエントリにしました。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081219#p4
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090604#p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090605#p4

で、最近、このブログの科学アドバイザーからこの件に関しての資料をもらった。
資料を理解したのか?それは聞くな。
でも一応、かじったあれをお届けする

そもそもなんで宇宙線が雲を作るのか?二つの仮説

資料にも「仮説」と書いてあり、定説ではないようだ。
(1)宇宙線が大気原子をイオン化させ、エアロゾルをつくり、それが成長して雲凝集核になって、雲を生む。
(2)大気原子のイオン化が、電離層−地上間の電流回路を変化させる。その電荷が水滴を凍らせて雲を生む。


このうちエアロゾルについては略す。理由は聞くなっ。

電離層の話にすると、つまり大気圏の中のイオン形成にも多々の理由があるが、地上から上空65km、すなわち中間層の範囲では、宇宙線こそがイオン形成の主な原因なんだよ!!
そんなバカなと思うかもしれないが、そうなのだよ。宇宙線ガバドンを実体化させる以外の効用もあるのだ(このギャグ前も使ったなぁ)。


んで、雲は電気抵抗が大きいでしょ。
すなわち帯電する。
雲の上下に帯電核ができる。雲凝縮核をつくる。宇宙線が多いと晴天電流(※新しい登場人物です。よろしく。前歴・正体一切不明。だけどカミナリがなっているときに電流があるのは分かるが、晴れているのに電流とはねぇ)が増加する。
ゆえに雲が増える。
と、いうことです。という仮説があるです。


あとね、さっき出てきたエアロゾルさん。これを雲に入れると、長期保存が可能。
いや、普通の雲よりエアロゾルをたっぷり添加した雲は、水滴が小さくなるんだそうだ。そうすると、太陽光の反射は多く、寿命は長くなる。これは寒冷化につながる?という。

実験中

それらを今、実験室で実験している。その準備をしている。それがCLOUD実験。
私は地球のどこかに探検隊がいって調べているので時間がかかるのかと思ってたが、んじゃなく実験室でこの理論に基づいて宇宙線(粒子ビーム)ビーッ、電場がガガガッとやって、それで雲がもっこもこと出たら成功だし、理論も裏付けられるというわけ。
ただしその雲は心のきれいな人間、つまりよいこじゃなければ乗れんというわけじゃ。

以上。

そして黒点が減っている。つーかない。今。

なぜか知らんが、無いものは無いっ。

7月22日は日食が見られる。

天が政治の乱れを怒っておられる。蒼天既に死す。黄天まさに立つべし。