と、宣伝で書いてみました。
これも反映されてないと空回りだが。
というわけで、見ていない人は数日分まとめて読んでくださいね。
カート・アングル格闘技転向の背景を探る(斎藤文彦コラムから)
アメリカのボーイズに動きがあるならば、この人が何を言ってるかを知らねばならない。
ただ、最近週刊プロレスになかなか目を通せないの。なぜかというと売ってるところが減ったからだ。
いや、マジマジ。
そんで、今日遅ればせながら目を通してみましたよ。
以下、格闘技関連部分を紹介
「ボーイズはボーイズ」週刊プロレス1335号
”金メダル男”アングルのWWE退団が明らかになったとたん、UFC,WTA,ブードッグ・ファイト、WAMAといったプロ格闘技の団体がアングルの獲得に動き始めた。
MMA最大大手のUFCはアングル対ブロック・レスナー、アングル対ダニエル・ビューダーの”究極のリアル・ファイト”をプロデュースしようとしているという。
UFCはアングルの1試合のファイトマネーをWWEでの年俸と同額にすることを契約交渉の条件に提示している。UFCのオファーは、アングルの代理人が日本のK-1,PRIDEとも接触するであろうことを想定しての予備協議と見られている。
WWEのライバル団体を辞任するUFCは、アングルの一般的知名度の高さをMMAとマスメディアのリンクととらえている。
引用者申す。
1、いくらトップクラス選手で、その価値はあるだろうとはいえ1試合=年俸とは剛毅な。
実はこれ、PRIDEの「プロレス潰し」の踏襲でもある。
さすがにプロレスvs格闘技も後期に入れば、プロレスの分が悪いことはバカでもない限りわかる。
が、それでもそれなりの名前のあるやつらが参戦してきたのは、ぶっちゃっけ負けそうであってもPRIDE一試合≧プロレス1年だったりしたからだ。特にメジャー以外の選手だったらなおさら。
ある程度負けは覚悟しているかもしれない。
実は軍師たる臣、昔UFCに謹んでこの「呑プロレスの計」を献策したのだが、そのころ白帝(ダナ・ホワイト)は「PRIDEとは違うんだから、プロレスラーを上げたりはしない」とか言って臣の献策を退けた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20051108#p1
前、UFCについて書いたときに「WWEをクビになった選手をイケニエにして倒せば、大衆的人気をさらに得られるんじゃないか?」と書いたことがある。いくらスポーツ・エンターテインメントだとしても、小さい子供の中には真のファイトだと思ってる人もある程度の割合はいるだろうし、本気でやれば強い、という幻想もあるだろうからね。
ところがダナ・ホワイトは「シロートとUFCファイターのカードなんか組まない。そんなことをしたら・・・まるでPRIDEやK-1じゃないか(意訳)」といっている
それが採用されることになるとは。
2、もしブロック・レスナーがほんとにアングルとやるとしたら、これも臣が献策した「UFC/K-1同盟」の復活でありましょうか。くしくもやはりタカシマンボの予言が成就し、、やっぱり11月にはリデル対シウバは無いんじゃないかとの声が。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050106#p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050107
世界を揺るがす? 枯れ尾花?「UFC/K-1同盟」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060131#p1
ホイス・グレイシーがオクタゴンに復帰。そしてK-1とUFCが・・・
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060118#p1
3、カート・アングルと日本では無名の「ダニエル・ビューダー」との因縁が分かるのは「ひねリンブログ」だけ!
http://hinerin.blogspot.com/2004_11_01_hinerin_archive.html
にて
Monday, November 08, 2004
WWEでカートアングルがシュートマッチ?
Saturday, November 20, 2004
アングル vs ピューダー@オブザ (デイブ vs UG格ヲタ)
のふたつの記事が読める。
「カール・ゴッチに屈辱を与えた素人」・・・バイキング・ハンセン(流智美コラム)
斎藤文彦が21世紀の、WWEボーイズの動向をキャッチすれば、かたや流智美は昭和の古書と古新聞の中から闇の歴史に光を当てる。
私がバイキング・ハンセンを知ったのは、まだ一線を越えたカミングアウトをする前のミスター高橋が”プロレスの範囲内”で書いた
プロレス至近距離の真実―レフェリーだけが知っている表と裏 (講談社プラスアルファ文庫)
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で、最後のシメに近いところで書かれていたと思う。いや、「流血の魔術」のほうかな?
いずれにせよ、このバイキングはナチュラルな怪力レスラーで、素人時代のチャレンジマッチ(つうか伝説では、このチャレンジがきっかけでプロになったとなる)なのか、それともプロレスラーになった後の、プロレス崩れのセメントなのかは諸説あるが、なんにせよカール・ゴッチがマジに関節を極めにいったにもかかわらず、バイキングはナチュラルなパワーだけでそれを防ぎ、ドローとなった・・・・という。
流いわく
私もジョージ・ゴーディエンコから直接聞いたことがある。(略)
・・・ハンセンの人間離れしたナチュラル・パワーを称えるという視点ではなく、むしろ「いかに完璧なシューターといえど、超人的パワーの前には通用しないこともある」というたとえで使われることが多かったようだ。
ちなみに65年(昭和40年)9月27日の東京スポーツで豊登と馬場がこの”伝説”を知っていると語っているのだから、かなり有名な一戦だったのだろう。
結局、真偽は分からないらしいのだがね。
「修羅の門」の有終の美(いまのところ)をかざった、名勝負ぞろいの「ブラジルVT編」で、怪力だけでむりやりプロレスを相手にさせる、キング・オブ・デストロイことジョニー・ハリスは「架空世界のレスラー図鑑」があったならベスト5ぐらいに位置づけられるべき色気と実力のある存在だが、彼は18歳のとき、あちらのゴッチさん的存在と、やはりやり合った、というわき道のエピソードがあるよね。
あちらは最終的に若きハリスが極められたが、彼は関節技や寝技の防御の練習ではなく、「さらなる怪力」を目指してトレーニングし・・・・となって準決勝のレオン・グラシエーロとの戦いにつながっていた。
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イッセー尾形のふたり芝居ドラマ、午前1:30から再放送(中)
前に書いた、あのドラマの再放送です
著作権、死後50年か70年か・・毎日新聞で論争
この問題はふつーに作り手側は長いほうがよく、受け手側は短いほうがいい。
新聞も作り手側といえばそうだろうし、人脈的にも怒らせたくないはずだから議論は低調なのだが、毎日新聞はあえて逃げずに議論の遡上にのせた(9/23)。それはえらい。
ただ、そこで延長論を展開した作家の理屈がふるっている。
要は「妻や息子に対し、自分の作品が生活を助けると思えば創作者の励みになるから」ってこと(「死後70年」だから、ある意味そういう理屈付けしかないわな)らしいが、おもわずプッとふき出してしまった。・・・というのは、作家先生が言うにしてはえらくマイホーム的なお言葉であるなあと。
なんとなくイメージとして文学者って人種ならば「家のこと?気にしたこと無いですね。私の人生は私の人生、妻は妻、息子は息子」という無頼な精神か「私の子供たちは自分の力で道を切り開いてほしい。子孫の為に美田を買わず。」と道学的なきれいごとをいうかのどっちかだと思っていたからね。
これに対して、「子供や妻に私の死後も安楽な生活を送らせるため、収入の道を確保したい」ということじゃ、理不尽かもしれんが、”俗臭”を感じないわけにはいかない。その俗物性を漂わせながら、著作権改正の矢面に立たねばいけないのも気の毒ではあるな。