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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「物は少なくても、 心はどこか豊かだった、あの頃の日本。夕暮れの台所の匂い、ご近所から聞こえる笑い声…」


ちょっと意外な方面からのイメージ戦略で、
ここに「詩」として記録しておく価値があると思った。

ついでに
このテレビ版「三丁目の夕日」OPは名曲である、という紹介

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安倍晋三氏が「三丁目の夕日」映画を絶賛していたことを思い出したり。

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第七章 教育の再生
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映画「三丁目の夕日」が描いたもの
日本の映画賞を総なめにした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観た。舞台となるのは昭和33年、建設中の東京タワーのそばの下町だ。みんなが貧しいが、地域の人々はあたたかいつながりのなかで、豊かさを手に入れる夢を抱いて生きていく様子が描かれる。

昭和三十三年といえば、テレビでアメリカのホームドラマ「パパは何でも知っている」が放映されていた年である。翌年には「ビーバーちゃん」や「うちのママは世界一」が放映された。わたしもそれらを見て、アメリカの家庭の豊かさに圧倒された一人だった。

広い家と広い庭。室内には電化製品がたくさんあり、冷蔵庫の中にはいつもミルクびんやジュースが入っていて、子どもごころに、「ああ、日本も早くこんな国になればいいなあ」と思ったものだ。

映画の主人公の一家も、テレビが入り、木の冷蔵庫が電気冷蔵庫に変わり・・・・・・物質的な豊かさがつぎつぎと実現していく。ところが、映画は後半、それと矛盾するように、お金では買えないものの素晴らしさを描いていく。

売れない小説家の茶川竜之介が、なけなしのお金でプロポーズの指輪を買おうとするのだが、そのお金で少年に万年筆を買ってしまったため、指輪の箱しか買えなかった。「いつか買うから」といってカラの箱を贈られた女性ヒロミは、箱をあけ、「指輪をつけて」という。そして箱からとりだした見えない指輪を薬指にはめてもらい、静かに涙を流した。

それは彼女にとって、ティファニーカルティエの指輪に勝るとも劣らぬプレゼントだった――。

東京タワーが戦後復興と物質的豊かさの象徴だとすれば、まぼろしの指輪はお金で買えない価値の象徴である。

この映画は、昭和三十三年という時代を記憶している人たちだけではなく、そんな時代を知るはずのない若い人たちにも絶賛された。いまの時代に忘れられがちな家族の情愛や、人と人とのあたたかいつながりが、世代を超え、時代を超えて見るものに訴えかけてきたからだった。