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ロシアメディア出演への警戒・疑問・批判は当然。そして「朝鮮新報」系メディアやその上部組織に対し、この視点はあっただろうか?

候補者がロシアメディア出演 参政党、無断許可の職員に辞職勧告

政治
毎日新聞
2025/7/15 20:36(最終更新 7/15 22:45)
400文字

 参政党の神谷宗幣代表は15日のBS日テレ番組で、党公認の参院選候補者がロシアメディアに出演することを党本部に無断で許可したとして、職員に辞職勧告…(略)

 ロシアの通信社「スプートニク」日本編集部は14日、X(ツイッター)で参院選東京選挙区に立候補している参政党新人、さや氏のインタビューを公開。これに対し、Xではロシアによるプロパガンダに利用される危険性を指摘する意見が出ていた。


mainichi.jp


その記事につけたブクマ(Xポストは同文です)



考えてみれば、0.5秒で気づく当たり前の話で、これ以上付け加えることはあまりないわけですが。



ただ、そういう扱いが歴史的にされていたかといえば…『宝島30』1994年12月号に故きむ・むい氏が書いたルポに、その話を新聞記者に聞いた貴重な証言がある。

取材期間の最後になって、チマ・チョゴリ切り事件報道記事を実際に書いた朝日新聞のある社会部記者に、匿名を条件にやっと話をきくことができた。それまで朝日新聞は、非常に官僚的な対応で取材を拒否していた。取材することで収益を得ている新聞社が取材拒否をするとは、見上げた根性である。
彼はあっさりとこう言った。
「チマ・チョゴリ事件報道のニュースソースは、朝鮮総聯です。私個人としては、事件のカウントの仕方に疑問を持っていますけれども。百二十四件の中には、女子中学生がスカートに手を突っ込まれた、というような事例も含まれているんです。これなどは、『民族排外主義』というよりは『いわゆる痴漢行為』にあたるのではないか、と思っているんです」
 
しばらく、二の句が告げなかった。一連の記事は、彼自身も署名入りで書いたのである。
 
―では、なぜそのように報道しなかったのですか。
 
朝日新聞としては、朝鮮総聯の発表である、として記事にしたのです。よく『警察庁発表によると……』の表記の記事を御覧になると思いますが、基本的にはあれと同じなんです」
日本の国家機関である警察庁と、日本では法人格ですらない、いわば「私的組織」でしかない朝鮮総聯を同等の基準で扱っていいのだろうか。
 
―新聞社として独自の取材はしなかったのですか。
 
「した・しないではなく、両者は報道としては別物だということです」
 
―ある新聞記者は、そもそもウラ取りができない種類の事件であると語ってましたが(ここで、先の某紙社会部記者の発言の要旨を伝える)。
 
「それはおっしゃる通りだろうとは思います。しかし、われわれはニュースソースから聞いた情報を、ニュースソースを明らかにした上で報道したのです」
 
朝鮮総聯の言う通りに報道したのですね。
 
朝鮮総聯がこういう発表をした、と報道したのです」