荒川弘版「アルスラーン戦記」最終盤でもかなりの「原作改変」があるぞ【漫画小ネタ集】

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本題

サブスクの善し悪しだが、ちょっと忙しいんで放置してたら１、２か月ほど読み損ね―。そんで、まとめて読んだ。

荒川弘版「アルスラーン戦記」、もう第一部の最終局面に来ていることは知ってた。
＜アルスラーン戦記はもうン十年前の作品！ネタバレは気にしない…＞　つもりだったが、ちょっと中途半端に伏せる

アルスラーン戦記 - 荒川弘/田中芳樹 / 第百三十章決闘の行方 | コミックDAYS

・アルスラーンとヒルメスは最後に一騎打ちするが、原作では・・・・・・・だったものが荒川版では・・・・・・となる

・父親アンドラゴラスは原作では・・・・・・・・・・となり、その塔が「・・・・・・・の塔」と呼ばれるのが印象的だった。だが荒川版ではアンドラゴラスがパワーアップして・・・・なのに・・・・・・なのだ。ではそのまま・・・なのかというと、その彼を・・・・がする、ということに。

・これはアニメでもそうだったから書いとくか、ルシタニアの見習い騎士エステルはいろいろ、「役割（出番）」が追加される。ある意味漫画版の出世頭。

・そして、そこで基本的に原作版は大団円だったが・・・・　が早まり、その場で・・・・・・・・が登場する。要は、あと一戦、・・・・・・・と彼らが対峙するようなのだ。

ここからは「価値判断」になるが、このへんの原作アレンジ…（じつを言うと原作がどうだったかは２０数年前の読了なので、完全に、精密には覚えておらん！！しかし名作の力だ、たぶんおおまかには覚えてる。すげえな）…自分にとってはかなり腑に落ちるというか、非常にいい感じで、ブラッシュアップされてると思うのです。

それもふまえて、…ひとつの方向性が見えてくる。
この作品を楽しく読みつつ、「傑作である、第一部の完結をもって荒川版も終わるのか？それとも、やや（カット）である、その続編の部分も漫画化されるのか？」が気になっていた。

たぶん「第一部の終盤を、かなりのアレンジを加えて少しスケールアップして引き延ばしたうえで、アルスラーンの即位（ネタバレ）をもって、荒川版は幕をおろすのではないか」と。
※あくまでも、評者の推測です。

ちなみに、漫画化決定の時に原作者から鉄牛・荒川に対しては「モー自由にアレンジしちゃってください」という、ビュコックがヤン・ウェンリーに渡したような許可証を与えているので、諸々の原作改変問題は回避されてる、と思います。

一応、言っとこ。アニメ「アルスラーン戦記」は、荒川弘さんのコミック版「アルスラーン戦記」のアニメ化となります。原作小説をうまくアレンジしてくださる荒川版「アルスラーン戦記」、さらにそのアニメ化ということで、田中さんもとても楽しみにしてます。
— 安達裕章 (@adachi_hiro) February 1, 2015