数日前の、共同通信記者の現地ルポ
チン州の連合部隊が国軍部隊に総攻撃を仕掛け、約40人を殺害し全滅させた…作戦を指揮した「チン防衛隊(CDF)」のリアンカン司令官は…「勝因は小型ドローン攻撃。ほぼ全員がドローン空爆で死亡した」と語った
うん、まあ他の記述を見ると銃や砲弾など全体の武装でも上回っていたようだけど、それでも40人程度の規模の闘い。
しかし、それでも…いやそれだからこそ?そこにドローンを持っているかどうかが決め手で、「ほぼすべての国軍をドローンで倒した」とゲリラ側が!!いう時代なのだ!!
どこで読んだか記憶があいまいだけど、ウクライナとロシアの戦争の現状を俯瞰した最近の記事で、ロシアが押している地域も、ウクライナが押し戻してる地域もある中で、「ウクライナが有利なところはほぼドローンで数的に優位な場所」と書いてあった。
ドローンがどれだけ有効性があるのか、戦場を変えるのかは諸説あるし
「ドローンはウクライナの戦場を変えた。しかし革命というより漸進的変化だ」
— たぶん大佐 (@Col_AYABE) March 13, 2024
一部の研究者は「軍事革命(RMA)」だとするが、それは違うのではないか? なぜなら「戦争の性質を変える」までには至ってないからだ。一方で戦術レベルの影響は大きい……という記事。要点まとめhttps://t.co/xkiFKP925C
そもそもそういうものを使わないでいい状況が一番だ、とは思ったうえで
「日本の国防、自衛隊の中でドローンの規模とか質についてよく知らない(というかどんな装備か全く知らない)けど、技術や量の水準は大丈夫なんだろうか」とも思う。
トテモ幸いなことに、日本ではまだドローンの実戦での蓄積は皆無だろう。
だから、戦場での経験と教訓が蓄積される国や会社のドローンだけが一足飛びの進化を重ねて、技術的に追いつけないほどの水準になったりしてるかもしれない。それは中国か、アメリカか、イスラエルか、イランか……である。
AKじゃないけど、性能の良さより安く作れるか、数を作れるか、が問題だったりするかもしれない。
さらにはその技術が「平和目的のドローン」にも結果的に生かされ、民生ドローンの市場でも日本は出る隙が無いかもしれない(それ、今でも既に、か??)
とにかく、50人とかの規模で戦うアジア小国の内戦でも、既にドローンが勝利の決め手になる段階が来ている、とのメモ。