雑誌から1週遅れてのネット公開。 話題になる盛り上がり回だと思ってた。タイトルも「影なる戦士」。
おだやかにくらしーの。村長としておおいそがしーの。
しかし過去に「密命」をさずけられしーの。
その義務を、老いた今でも果たさなきゃいけないーの。
こういう物語類型は言うまでもなく、先行作があるわけだけど、いま、人気の最先端を走っている作品で読むなら、この物語類型に初めて接する人もおおかろう。
その人たちにとっては、深く心に残る回になるかもしれない。
だから王道の黄金展開は「気にせず堂々と踏襲する」という胆力も、本当に王道を歩む者にはマジで必要。
そういえば「王道」とはそもそも一本の広い、まっすぐな、大軍が最短距離を歩める軍事道路(王の財力と政治力が無いとそういう道は作れない)…逆の視点でいえば「楽な道」なので、「学問に王道(楽な道)なし」というような言い方を西洋ではする。
それが東洋思想の「王道(道徳的な視点からもただしい、正々堂々とした行動原理)」とごっちゃになってしまうのでやや混乱する(以上、高島俊男の著作より)わけだが、物語としての「王道」も、そういえば両面からとらえることができるな。
ひとつだけ…MASTERキートン「アレクセイエフからの伝言」のようには…まぁならないだろうね。
不思議だ………花火を見ていると、何もかも許せる。自由のない国家も、醜い裏切りも、こんなにも苦しい人生も、そして死にゆく人の運命も………何もかも許して、生きてゆけるような気がする - アレクセイエフ (MASTERキートン) #13848 pic.twitter.com/O8AxSQkaD9
— 🇺🇦 漫画/アニメ名言bot 🇺🇦 (@anime_quote_bot) October 6, 2022
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