【追記】デジタル版記事が16日午後9時まで無料公開
今年のイグ・ノーベル賞、受賞したすべての研究チーム・個人に取材してコメントいただきました。
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) September 15, 2023
さすがというべきか、皆さん、言うことがいちいち面白い。
研究内容と併せて紹介する記事、以下で無料公開します。16日午後9時過ぎまで読めます。https://t.co/g3iiEDHvRW
=====以下は、その無料公開前のツイートまとめです(上の記事が無料期間中なら、そっち読めばいいかな…)======
日本人受賞者(17年連続)のほかにも「クモゾンビ」は、人々の琴線に触れたのかバズってますが
togetter.com
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イグ・ノーベル賞「栄養学賞」に東大と明治大、「教育学賞」に国際基督教大の研究者が選ばれました。17年連続で日本人に!
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) September 14, 2023
さて、以下のスレッドで日本とは関わりのない研究も紹介していきます。
まずは機械工学賞、クモの死体を利用して…(続くhttps://t.co/uCUrVfys0H
イグノーベル機械工学賞「死んだクモを生き返らせ、機械的把持器具として使用」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
凍死させたクモの胴体に注射器の針を刺して固定し、注入した液体の圧力で8本の脚を開閉させて、ものをつかむ器具として活用する方法を大発明。生分解性素材を使った、エコな“Necrobotics”!https://t.co/gYzIvVRYfw
イグノーベル文学賞「一つの言葉を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返したときに生じる感覚の研究」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
同じ言葉を反復すると、その意味が急に分からなくなったと感じる現象があって、「door」とかを最長2分間書き続ける実験では7割の人がこれを体験したとか。https://t.co/bxBjrf9VJ5 pic.twitter.com/m2UOk1kdOV
イグノーベル公衆衛生学賞「スタンフォード・トイレ:尿検査用計測器や排便分析用コンピュータービジョンシステム、識別カメラと組み合わせた肛門指紋センサー、遠隔通信リンクなど、さまざまな技術で人間の排泄物をモニターし、迅速に分析する装置の発明」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
説明不要でしょ。https://t.co/dxoVGycNOJ
イグノーベル化学地質学賞「多くの科学者が石をなめるのが好きな理由の説明」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
表面をぬらすと模様が鮮明になるので、プロは識別のためによく石をなめるのだとか。味覚すら駆使するマニアもいて、「舌に乗せると火のように燃え、苦く尿のような香り」とか、まるでソムリエ。https://t.co/vThVjHPcwp
イグノーベルコミュニケーション賞「逆向きに話すことが得意な人の精神活動の研究」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
「バナナ(banana)」を「アナナブ(ananab)」とするみたいに、言葉をひっくり返すのが得意技のおじさん2人の脳を調べたところ、灰白質の体積がふつうより多い、などが分かったとのこと。https://t.co/TpwfZMfl6J
イグノーベル物理学賞「海水の混合がカタクチイワシの性行動にどの程度影響されるかの測定」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
イワシが産卵期に巨大な群れで泳いで乱流ができて、海水を派手にかき混ぜているという話。栄養豊富な深海の水を表層に届ける流れを作るのは、風とかの物理現象だけではないらしい。https://t.co/UuRaX2PA50 pic.twitter.com/Kow5jQxzkp
イグノーベル医学賞「死体を使い、人の二つの鼻の穴にある毛の本数が同じかを調査」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
無料では要旨すら読めないのでよく分かりません(さすがに5千円とか払えん)が、脱毛症患者は鼻毛も抜けちゃうので感染症とかで悩むそうで、その救済につながる研究(らしい)。https://t.co/rchs1wCQid pic.twitter.com/5ZxCR0AcW2
イグノーベル心理学賞「他人が上を見ているのを見た通行人のうち、立ち止まって自分も上を見る人がどれだけいるか調べた路上の実験」
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
上を見ているサクラの数が多いほど、まねしちゃう人が増えたとのこと。54年前の論文で、アイヒマン実験で有名なミルグラムが筆頭著者。https://t.co/SxftLXTTJC pic.twitter.com/s2d7g2ERyE
以上の8賞でした!
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
実は受賞した研究グループ(または個人)すべてに取材しています。皆さん、本当によいコメントをしていただきました。
トイレ研究のスタンフォードの先生は、あの超有名空手家の親類だとか…https://t.co/GwtaisdYbT
こちらもどうぞ。
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
例の女の子に受賞スピーチを「退屈だよ!」と言ってぶった切られる前に、君が退屈に感じてるのはこういう理由なんだよ、と、ちゃんと説明したいとのことでした。https://t.co/59tiN6IuP2
これはマーク・エイブラハムズさんに取材した記事。みなさん、応援してあげて~https://t.co/FiwRWOyWGE
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) 2023年9月14日
力作です、お疲れさまでした。
しかし、力作であればあるほど、これはまず分量的に、紙の本紙紙面には載せられないんだよなあ…という本質部分の懸念がね(笑)
いや、これは本当に問題となるんですよ結局。
というか本人が語ってる。デジタル記事との比較。
しかし何というか、こんくらい取材すれば記事はこんくらいの分量にはなるなというのは、経験積むとおおむね想像つくようになるので、面積が限られた紙の新聞だと「こんなもんでよかんべイズム」になりがち。
— Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 (@ryomakom) September 15, 2023
一方、デジタルは無限に載る。怖い
それはともかく
こちら、恒例の再紹介。イグ・ノーベル賞創設秘話が漫画化されています。