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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

日経小説大賞は、プロレス小説「散り花」(中上竜志)。

「日経小説大賞」
選考委員 辻原登、髙樹のぶ子、角田光代の3氏
賞金 500万円
第14回受賞者
中上竜志(なかがみ・りゅうし)氏
1978年生まれ。奈良県出身。高校卒業後、様々な職業を経て、現在は自営で住宅関係の仕事に従事。小説執筆歴は10年余り。
受賞作の内容
「散り花(ちりばな)」
プロレス国内最大のメジャー団体に所属する立花は33歳。入門5年目で海外武者修行に抜擢されるなど将来を嘱望されていたが、今ではスター選手を引き立てる中堅のひとりに甘んじている。凱旋帰国直後の〝事故〟が立花から覇気を奪ってしまっていた。しかし「自分が持つものすべてをぶつける試合をしていない」という思いは熾火のようにくすぶっていた。タイトル挑戦権のかかった試合で、スター候補の若手に負けることを求められた立花は、衝動に駆られ、押し殺していたものを解き放ってしまった。血が騒いでいた……。虚実入り交じるプロレス界の輝きが薄れつつある中でも、リング上で身体を張って闘い続ける人たちの生きざまを、乾いた筆致で描き切った格闘技小説。



www.nikkeibp.co.jp

どこの夢枕獏?どこの板垣恵介???……ではあるが、プロレスとは何とも縁遠い感のある日経新聞の賞に、このような作品が出てくるとか。

いまは引き立て役の中堅
”事故”が彼の覇気を奪った。
だがくすぶる思い
そしてスター候補に負けるブック。
しかし、リングの上で衝動に駆られ・・・・・・



どうですか、皆さん。

期待しますか。

受賞作は23年2月に日本経済新聞出版が単行本として出版します。ご期待ください。
www.nikkei.com

散り花 プロレス小説