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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アントニオ猪木の家族葬通夜が営まれる…生前葬とか、イスラム改宗とかはおいといて

アントニオ猪木さん家族葬、通夜がしめやかに営まれる…野田佳彦元首相、オカダ・カズチカらが参列


1日に心不全のため79歳で亡くなった元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)の家族葬の通夜が13日、都内でしめやかに営まれた。通夜には喪主を務めた弟の猪木啓介さん(74)ら親族、家族のほか、野田佳彦元首相、藤波辰爾初代タイガーマスク佐山聡新日本プロレス坂口征二相談役、オカダカズチカ、棚橋弘至真壁刀義天山広吉、新日本OBの木村健悟氏、小林邦昭氏、UFO時代の弟子・小川直也氏、ストロングスタイルプロレス新間寿会長ら関係者が参列した。
(略)
 家族葬の告別式は14日午前9時半から都内で営まれる。
news.yahoo.co.jp



2017年、まだまだ元気いっぱいに見えたころ・・・
原悦生氏の文章だ。

 今年74歳になったアントニオ猪木が、10月21日に東京・両国国技館で「生前葬」を行った。

INOKI ISM.2~アントニオ猪木生前葬』」と銘打ったこのイベント、鈴川真一、ヂエゴ安楽、桜井隆多ら現役選手たちが試合を行い、メインイベントはあのスコット・ノートン(56歳)とピーター・アーツ(46歳)の時間無制限一本勝負(逆エビ固めでアーツ敗北)だった。

 試合がすべて終わった後、リング上に置かれた白い棺を、スタン・ハンセン、藤原喜明藤波辰爾が見つめていた。


 だが、棺の中に猪木はいなかった。猪木は『千の風になって』の替え歌を、「オレはそこにいません」とアカペラで歌いながら登場。リングインして棺に近づくとやおらそのフタを叩き割り、中から心臓とも魂ともとれる赤く光る球を取り出して、高々と掲げてみせる。

 会場のそこかしこからは「猪木ありがとー!」と多くの歓声が上がっていた……。


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「そろそろ死ぬところを撮ってもらおうかな」
 昔、アントニオ猪木と「死」についてとりとめのない話をしたことがある。

「死に場所を探している」というようなニュアンスで、ある日、彼の方から切り出してきた。引退した後だが、もうずいぶん前のことだ。

「そろそろ死ぬところを撮ってもらおうかな」とも言われた。冗談かと思ってその顔を見直すと、真顔だった。

 その時、リアルな感触を持って――カメラマンである私はどんな形で「猪木の死」に直面するのだろうか、と想像していた。

number.bunshun.jp

実際、今回本当に、アントニオ猪木の「死」をカメラに収めたのは、クローズアップ現代で本人が語った通り。



そして…

パキスタンの英字紙「エクスプレス・トリビューン」が2012年12月1日、猪木さんが興行のため訪れたパキスタンで報道陣に対し、イスラム教に入信し、モハメッド・フセインというイスラム名であることを発表したと報じた。

これを12月25日、イラン・イスラム共和国放送の日本語版「イランラジオ日本語」が記事にしたことで、インターネット上で話題になった。

多くの人が、「アントニオ猪木イスラム教ってマジかよ」「いつイスラム教に改宗?したのかね…」「ラマダンの断食とかやってるのか」など、驚きの声や、信じられないという声を上げている。

人質の日本人は全員解放される
一方、「いやいや随分昔から言ってただろ」「なぜ今頃になって猪木のイスラム教バナシが話題に?」など、「今さらか」という意見もある。

猪木さんが代表を務める「イノキ・ゲノム・フェデレーション」に問い合わせたところ、猪木さんがイスラム教に入信したのは1991年で、もう21年も前になるという。

きっかけは、猪木さんが湾岸戦争の時、事実上人質となった日本人を救出するためにイラクに訪れた時のこと。シーア派の本山カルバラのモスクで入信する儀式を行ったという。ちなみにこの時、人質の日本人は全員解放されている。

ただ、イスラム教の戒律を猪木さんが完全に守っているかどうかは定かではない。



www.j-cast.com


いや!!わかるのよ!!!
生前葬もやるにはやった、だけどここはあらためてお葬式を、ね」とか「イスラムも有難い教え、ただうちの宗旨は〇〇なんで…どっちも有難いじゃないですか。ついでにいえば崇教真光もすばらしい」とか……日本教的には「まあ、そういうはなしね」「いかにもアントンらしい」と、ちょっと微苦笑して終わり。

生前葬なんて、一種のイベントだったわけだし。



ただ、世界のどこかには…
アントニオ猪木ムスリムになった!!」の報道に、本気で大感激し、大喜びした人がいるんじゃないか、と思うのね。

いや実際、イスラム諸国のメディアって「〇〇が、イスラム教に改宗した」という話って、かなり大喜びで、大きなニュースとして扱うらしいのよ。
よく「日本スゴイ」番組を日本人の視聴者が喜んで見る、という話が皮肉や批判交じりで論じられるけど、あっちは「イスラムスゴイ」話が大喜びで受け入れられる土壌もあるのね。



そして…あくまで考え方のひとつで、違う解釈もあろうが
「シルク(異教・偶像崇拝)」は、殺人ゃ盗みよりさらに重罪だ、と考える人もいる、ようである。

……あなたの社会の人々が上述のように、死者、非生物、木、石、惑星などアッラー以外のものに助けを求めている ならば、それは最も重大なシルクであり、イスラームの社会と信仰から拒絶される。非ムスリムと協調することが許されないのと同様、協調することは認められない。ましてその背後で祈ることは正当ではない。

ムスリムに真実の知識を広げる場合や、イスラームが受入られる希望があり、その努力によって宗教的な状況が改善されると思われる場合は例外として、単に非ムスリムと社交的に付き合ったり、その中で暮らすことは許されない。そうでない場合は、非ムスリムの社会を出て、イスラームの基本とその支流を確立し、預言者 (彼に平安あれ)の手本を復活させられる社会に参加することが義務である。
サイファ(彼にアッラーの恩寵を)が伝えるように、正しい社会を見つけられな い場合、たとえ苦境に陥っても、すべての社会から隔絶しなければならない: 「人々はアッラー使徒 (彼に平安あれ)に善とは何かを尋ねた。そして悪に陥ることを恐れて彼に尋ねた。そこで私は、アッラー使徒よ、私たちは無知で邪悪でした。しかしアッ ラーは我々に善を与えてくださりました。それではこの善の後に悪はあるのでしょうか。かれは「あります」と答えられた。そこでさらに私はこの悪の後に善は あるのですかと尋ねた。かれは「ありますがその中に闇があります」と答えられた。私はその闇のことを尋ねると、「人々は私以外の手本に従い、私以外の導き を求めるのです。あなたがたはかれらの行いの一部を認め、それ以外のものは認めないであろう。」と彼は答えた。私が「この善の後に悪はあるのですか」と尋 ねると、「あります。ジャハンナム(業火)のドアの呼び人である。かれらの呼声に答えるものはすべて業火に投げ入れられる」


knowingallah.com

アントニオ猪木は、現在「どの墓に入るか」も一つの問題となっているようだ。

www.dailyshincho.jp




宗教と葬儀、それも死後に、故人が意見を表明できない状態では往々にしてトラブルも起きやすい。関係者間で宗教が分かれたりするとなおさら。



だから、外野からこうすべきだとか、生前の…という話と異なってない?という話を言っても仕方ないのだけど……。
ただ、猪木流、或いはかなりの部分で「日本流」の混合的な宗教観、世界に伝わった時になんとか受け入れてくれることを祈る…でも、だれにどう祈ろうか????