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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

水道橋博士は「国会に潜入したルポライター」になるのか?


水道橋博士出馬の話に関しては、個人的にはやはり真っ先に「じゃあ、彼の芸、お笑いが見られなくなっちゃうじゃん」という考えが真っ先に立つから、そもそも公平に論じられる話ではない。


これが赤松健先生だったら、氏の漫画作品はホントに全作といっていいほどNOT FOR MEで読んでいないので、漫画図書館Zの運営が継続されてて、あとは久米田康治のネタに時々リアクションをしてくれればヨシ!となる(笑、いや失礼だな)。

いや実際、その辺って重要でさ。アントニオ猪木の出馬は、いよいよ落日の闘魂が、そこに落ち着くことに結構合点が行った(ただ人間性的に政治家に向かないと思って一度も応援投票しとらんぞ(笑))。馳浩の場合は、上記の理由で「やめろ」一択だったよ。



そして水道橋博士に、そのお笑い引退を惜しむ気持ちはひとまずおいて
政治活動に入る…という点から考えたのは、やはり芸能活動の軸足の一つとして文章を置いていた「本格派ならぬ本書く派」の氏としてのキャッチフレーズ「芸能人が本を書いたのではなく、芸能界に潜入したルポライターが本を書いた」だった。

…この文庫シリーズで僕がとっているスタンスは、1作目は「テレビタレントではなく芸能界に潜入したルポライター」、そして2作目、3作目では「芸能界に潜入したスパイ」という設定になっています。そして芸能人の芸能に関する芸論だけでなく、テレビに映る影響力あるテレビ人、政治家、経営者に対して重大な告発を行っています。

 何故、芸人の僕が、そのような「エライ人を斬る」文章を書くのか?

 読者の素朴な疑問にも答えていきたいと思います。

 僕は芸人になる前、思春期に最も憧れた職業はルポライターであり、亡くなられた竹中労氏を師匠として私淑していました。そして「弱いから群れるのではなく、群れるから弱いのだ」という竹中氏の言葉を……

weekly-economist.mainichi.jp


そういえばこの文章は、こういう記述もある。

 猪瀬直樹氏は、昭和13年の国家総動員法成立以来、戦後廃止されるも、日本を実質的に支配してきた官僚組織という、この制度の問題点を、わかりやすく、革命的にデータとともに斬り込みました。都政でタッグを組んだ、石原氏、猪瀬氏に共通した才能は、文系の文人でありながら細かいデータや会計といった〝数字を読める〟ところにありました。 そして、竹中労氏の特徴は、一刀両断。偉い人本人から、マージナル、昨今で言えばアッキー問題のような、総理夫人といった周辺人物まで撫(な)で斬り、そして知識が横走りしすぎて、政治から、芸能、歌謡、性風俗まで、評論の対象としていました。

 僕は政治を観察、批判しつつも、笑いをまぶして袋小路ではない、出口のある表現をしたいと思っています。政治と笑いの距離感は、難しいものです。

 2021年5月17日に発表されたこの記事、果たして今現在、炎天下で遊説カーに乗って走り回る未来を予見していたのだろうか。




ジャーナリスト、文筆家から政治家に転身したひとはいくらでもいるし、それなりに長文ブログやSNS発信が多い人もいるっちゃいたが、だいたい政治家の物理的多忙により、継続的にそれが、しかも政治の日々の現場を伝えるとなると、正直いない。

長編小説もそれなりに、政治家の傍ら発表していた石原慎太郎のほうが例外なのだ。都知事でありながら週1回都庁に通うパートタイムだからこそできた、とも言えそうだけど(笑)。
勤勉に、日々の政治状況や活動についての長文をあげ続ける政治家…といえば……山本一太群馬県知事????ぶんぶんぶん。


でも知事閣下は元気にブログ更新中ですよー。

ameblo.jp



なんか、比較対象がちょっと、予想外の感じになっちゃったが、ただ山本知事周辺は国会議員時代から確かに、その軽さも含めて「観える化」されていたのも事実だ。


そして「国会議員」たくさんいる中で「国会に潜入したルポライター」が一人ぐらいいてもいいんじゃないか、とは思うのです(有田芳生議員は、なれんかったよ…)。


ただ
この話、いつか書こうと思っていたら
結局今回の政見放送はほぼ同じ内容を述べたことになるんで、「先を越された!」感がある。そこが悔しい。あまりネタを、抱え込んでてはいけない。




ちなみに、その他の政策なんだけど、これ個別に言う前に、れいわ新選組(には限らんが)はそもそも、「ピックアップされた重要問題以外は『党議拘束』を外す、持たない」という方針はできないか、と思うのです。
この件に関しては、いずれか別の記事で述べてみたし。