アニメ「スーパーカブ」(TOKYO MXなどで水曜深夜放送中、各配信サイトで配信中)で描かれた原付自動車の二人乗りシーンに、「違反なのではないか」との指摘があった。
カブのメーカーHondaが協力し、警察ともコラボする作品でもある。実はこのシーンは原作小説にもあり、本来禁止であることも説明されている。それでも「二人乗り」の描写をアニメに残した意図は何なのか…
(略)
……作品の視聴者から、「自動二輪免許を取って一年未満での二人乗りは違反」などと、違法行為を指摘する声が…
同作品は未見ですが、「機動警察パトレイバー THE MOVIE で二人乗りしていたバイクの車種とか法律とか、当時どうだったのかな」とかふと思い出した。
公開は1991年だっけ?
ああそうだ、あの時って飲酒もしてたかあ。
原付アニメ「スーパーカブ」、二人乗りに「違反」の指摘も 製作サイドが語った演出意図(弁護士ドットコムニュースhttps://t.co/YDKadCypnC
— PEKEROKU (@pekeroku) 2021年5月26日
その昔スーパーカブにノーヘル2人乗り飲酒運転の役満かました劇場版機動警察パトレイバーというアニメがあってですね…#スーパーカブ pic.twitter.com/EMmKhHb2Yy
公道で自転車10人乗りするアニメもありましたねどちらもゆうきまさみ先生の作品ですがw
— ずずん (@oouchi_k) 2021年5月26日
じゃあちょうどいいや、飲酒つながりで。
MASTERキートンの…メモをなくしちゃたな、何巻の話だったかな。とにかくこういう話がある。
※以下、ネタバレは気にしないので、いやな人は自分で回避するように
話はシンプルで…
・あるスコッチ醸造所のある地域で、一人の男が犯罪容疑をかぶせられる。
・その男と仲が良かった少年は、冤罪を信じてその男を庇うが、けっきょくは警察につれていかれる。
・だが、その少年の祖父と、祖父の友人(これはキートンのお父さんね)は、友人をかばった少年の行為を賞賛する。
・そして、「お前は大人の男らしいふるまいをした。よって、大人の男として、スコッチウィスキーを飲む資格がある」と少年に一杯薦める(笑)
MASTERキートンは「”原作者”の権利をどこまで認めるか」ということで一時期揉めて再版が止まった時期があり、その後何らかの形で合意が成立して再版されたのだけど…正直、この部分がカットされるんじゃないかと戦々恐々でしたよ(笑)。いや今後もこの描写、削除される危険があぶない。
もともとMASTERキートンは、主人公が穏やかで丁寧な英国紳士だからそう感じさせないけど、一種の「ハードボイルド」であり、ハードボイルドもののかなり重要な要素が「法を超えた、あるいははみだした”俺流の正義”」という点だったりする。
法を超えたりはみ出すというのは、要は違法行為ということだ(笑)。
だから、このじいさんたちの、一種むちゃくちゃな「お前の行為は男らしかったから、少年だけどご褒美に酒を一杯どうぞ!」理論はいかにもハードボイルドだど。
ただこういう「法を超えた俺流の正義」は、エンタメの中で滅びることはないでしょうね。
ただ、飲酒描写は事実として「世につれ歌につれ」。
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ちなみに、飲酒や2人乗り以上に、「法律上は違法行為」「だが、そこには法律を超えた俺たち流の正義があるんだよ」というのが描写の中で必然的に登場するのは「かわいそうな未成年者を、親権者以外が(結果的に)保護する形となりました」という物語ですね。はい、アレやソレです。
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【追加】教えてもらった。「そのものど真ん中」なんだって
弁護士ドットコムが記事にするかどうかはわからない。